小さいっ!
ジュリリッ
ジュリリッ
ジュリリッ
この鳴き声…
多分そうなんです。
あの小さくて可愛い鳥。
あの栗の木にいるのだと思います。
チラチラ動いているので…。
「遠いっ!」
もう少し近くで見たい。
近づいてみようかな。
いやでも回り道だし
すぐ居なくなりそう。
ジュリリッ
ジュリリッ
あ。
なんか移動…移動してる。
あ〜
いなくなった…。
今日必死に目を凝らして見ていた鳥は
エナガです。
小さくて
集団でたまにやってきて
木々の間でちょこちょこ動いて
気づいた時にはもういない
警戒心が強い感じはないのですが、
とにかくなかなか出会えない。
なんていうんでしょうね…。
ショッピングモールに解き放たれた
幼い子どものようなイメージですかね…?
あっちのお店 こっちのお店
目に入った場所へ
ちょこちょこ ちょこちょこ 移動して
大人が少し目を離そうものなら
「どこいった?」
姿が見えなくなる
やっと見つけたと思ったら
こちらの気苦労も知らぬまま
ケロッとして
試食コーナーで食べ物を食べている
あの悪気ゼロのかわいい幼子
そんなイメージが
エナガにはあります。
小首をかしげて
ちょこちょこついばんで
小さな体でちょこまか移動して
つぶらな瞳が可愛い
ついでに仕草も可愛い
なんなら全体的に可愛い
そんなエナガをもう少し近くで見たいのですが
ん〜…
やっぱり遠いです。
今日も点にしか見えない何かが
木々の間を移動しています。
ジュリリッ
ジュリリッ
ジュリリッ
「遠い〜っ」
早くハウスへ行かないといけないというのに…
その姿を見たくて仕方ありません。




