78/90
26-3.一雅治
「森健は財団とは絶対に関係がある、忘れないで、今回の計画すべて彼が手配したでは?」
「そう、電源を切る装置の場所まで彼も知っている。」
木子は江沥の話を聞いて、やっと健さんと電源を切りに行った時の違和感をつかんだ。そうだ。なんで森健はそこまで知っている?
「僕を心配してる?」
4人が現在の状況について話す時、入り口から人の声が聞こえた。独旦はすぐに頭を上げて声の主を探す。そして、彼の目はいつのまに開いたドアに止まった。森健はそのまま、ドアの枠に背をもたせ、にこにこと彼らを見ている。
「森健?」
「君はもう……なんで?!」
森健将北沢の驚き、江沥の疑惑、独旦の警戒、木子の理解できないを目に入った。そうだ、その感覚だ。ショック、パニック、疑惑、他人の感情を支配する感覚、素晴らしい。
独旦は森健の顔が楽しそうな赤く染まっているのを見て、眉をしかめた。
「もう一つ名前を読んだほうがいい。一雅治ね。」
やはりそうだ。
北澤以外の3人は驚かなかった。かすかな憶測が立証されただけで、心が徐々冷たくなった。
「森健はいつからコントロールされた。」
「そうだね。最初から?」
「そんな馬鹿な。森健は基地村で生まれ...六歳の時か!」
TBC




