♥ 領主邸 4 / 食堂 3 / 毒三昧 3
セロフィート
「 魔呪術を使う為に術者が行う大切な儀式の1つです。
魔呪術には決して破ってはならないルールが有ります。
此のルールを破ると、術者は原因不明の病に身体を蝕まれる事になります 」
ゼリンネル
「 どんなルールなんですか? 」
セロフィート
「 術者は必ず自身の血液を使わなければなりません。
他者の血液を使ったり、混ぜて使用した場合には、罰則として不正をした術者へ呪詛が掛かります 」
ゼリンネル
「 呪詛…ですか? 」
セロフィート
「 そうです。
何人たりとも此の呪詛を解く事も返す事も出来ません。
何せ〈 大自然の法則 〉を破った事への罰則ですからね 」
マオ
「 セロ、呪詛って呪いの事だよな?
何で呪いなんだよ? 」
セロフィート
「 魔呪術ですし 」
マオ
「 そんな理由かよ… 」
セロフィート
「 実は此の領主邸に魔呪術を使える術者が数人居る事が判明してます 」
ゼリンネル
「 ──えっ?!
領主邸に数人も居るんですか?!
……僕の毒殺しようとしていたのは魔呪術を使える術者なんですか?? 」
セロフィート
「 察しが良いです、ゼルさん。
魔呪術者は毒物の知識も豊富ですし、毒物を入手する事も容易です。
領主邸は財力の宝庫ですからね。
どんなに高い毒物の入手も可能です。
盗人さんも数人居ますし 」
マオ
「 …………彼の侍女の事だよな?
他にも居たんだ… 」
マオ
「 若しかして、盗んだ品物を金銭に変えて、毒を買ってたのか? 」
セロフィート
「 其の線も有ります 」
マオ
「 マジかよ……。
ゼルの命を狙ってる首謀者と仲間が居るんだ?
そんな素振りを見せないで、オレ達と親しくしてる訳だな? 」
セロフィート
「 あるかも知れませんね 」
マオ
「 セロ、魔呪術者をさっさと捕まえて白状させよう!
自国の王子の命を狙うなんて大罪だ!
立派な犯罪だ!
吊し上げて馬鹿な事を止めさせよう! 」
セロフィート
「 随分と過激な事を言いますね。
落ち着いてください 」
マオ
「 オレは落ち着いてるよ! 」
ゼリンネル
「 マオが僕の為に怒ってくれてるのは嬉しいよ(////)
だけど、今はムキにならないで冷静になってほしいな 」
セロフィート
「 ゼルさんの方が大人ですね 」
ゼリンネル
「 そんな…(////)
ビクビクする必要が無くなって肝が据わってるだけです(////)」
セロフィート
「 魔呪術者が居る事が判明しただけで、誰が魔呪術者なのか断定は出来てません。
其に誰が首謀者の仲間なのかも判明してません 」
マオ
「 そんな……。
期待させといて〜〜〜!! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
仲間は判明してませんけど、首謀者の目星は付いてます 」
マオ
「 へ??
そうなのか??
其ならそうと早く言ってよ!!
もう、回りくどい言い方するなよな! 」
セロフィート
「 あくまでも “ 若しかしたら ” の範囲です。
証拠もないですし 」
マオ
「 証拠ぉ?
そんなの何時も捏造してるじゃないか 」
セロフィート
「 マオ、捏造と違います。
既に処分された証拠を忠実に再現しているだけです 」
マオ
「 『 忠実に 』って所が嘘臭いんだよ!! 」
セロフィート
「 何はともあれ、首謀者候補が領主邸の何処かに居て、指示を出しているのは間違いないです 」
マオ
「 何で候補なんだよ…。
もう犯人で良いじゃんか… 」
セロフィート
「 誤認なら問題になりますし、訴えられますよ 」
マオ
「 …………何で今回は無駄に慎重なんだよ〜〜〜。
何時もなら問答無用で犯人に仕立てた上げて楽しむくせにぃ! 」
セロフィート
「 心外です 」




