マオ
「 ゼルが喜んでくれたら、セセンテレン大国の国民にも受け入れてもらえると思うんだよな〜 」
セロフィート
「 そうですね 」
マオ
「 そうだ!
折角だし、領主邸の皆にもミニドーナツを試食してもらったらどうかな? 」
セロフィート
「 良い案ですね。
では、ミルクティーと4種類のミニドーナツ,しっとりクッキーを用意するとしましょう 」
マオ
「 うん。
ディリアスヘアさんに食べてもらえないのは残念だけど… 」
そう言うマオは、本当に残念そうな顔をするものだから、セロは吹き出しそうになった。
マオは一体何れだけ被害者を増やしてくれるのだろうか。
知らないとは何とも幸せな事だ。
マオに悪気は一切ないく、一生懸命なのだから、余計に可笑しくて堪らない。
更なるしっとりクッキー末入りと濃厚ミルク超絶品蛞蝓ティースープの被ひ害がい者しゃを増ふやしてくれる事ことを密ひそかに期き待たいしたい。
セロフィート
「 ──明あ日すは雨あめが酷ひどくなりそうですね 」
マオ
「 えっ?
そんな事ことが分わかるのか? 」
セロフィート
「 窓まどから吹ふき込こんで来くる雨あま風かぜの匂においで分わかります 」
マオ
「 えぇ〜〜〜。
雨あま風かぜの匂におい??
そんなので明日あしたの雨あめの強つよさが分わかるなんて、セロって凄すごいんだな 」
セロフィート
「 見み直なおしてくれました? 」
マオ
「 見み直なおすって言いうか……、尊そん敬けいしてる。
惚ほれ直なしてるよ!!(////)」
セロフィート
「 嬉うれしいです(////)」
マオ
「 う、うん…(////)
なぁ、セロ…… 」
セロフィート
「 どうしました? 」
マオ
「 折せっ角かくゼルも居いないんだしさ、夕ゆう食げディナーの時じ間かん迄まで2人りきりで楽たのしめないかな? 」
セロフィート
「 今いまは楽たのしくないです? 」
マオ
「 セロと2人りきりで、お茶ちゃするのも楽たのしいけど……。
オレはセロと『 いいこと 』したい! 」
セロフィート
「 『 いいこと 』…です? 」
はい、きぃ〜まぁ〜しぃ〜たぁ〜〜〜、マオからの『 いいこと 』発はつ言げん!!
遠えん慮りょしながらモジモジと恥はずかしそうに「 『 いいこと 』をしたい 」と言いうマオの様よう子すを見みて、セロフィートは微ほほ笑えんだ。
もう少すこしマオで遊あそんでいたかったセロフィートだったが、マオが「 『 いいこと 』をしたい 」と言いうならば、叶かなえてあげたいと思おもう。
セロフィート
「 マオと『 いいこと 』しても良よいです 」
マオ
「 本ほん当とか? 」
セロフィート
「 寝しん室しつへ行いきましょう 」
そう言いったセロフィートが椅い子すから腰こしを浮うかせて立たち上あがるとマオも椅い子すから腰こしを浮うかせて立たち上あがった。
セロフィートはテーブルと椅い子すを消けすと壁かべに〈 創そうゴデ造ぞうィオ主しゅールの館やかた 〉の中なかにある寝しん室しつに通つうじるドアを出だした。
ドアノブを掴つかんでドアを開あけたセロフィートの腰こしに、マオは嬉うれしそうに抱だき付つく。
セロフィートと久ひさし振ぶりに『 いいこと 』が出で来きる事ことが嬉うれしいのだ。
夕ゆう食げの時じ間かん迄まで2時じ間かんは、じっくりセロフィートと楽たのしめるのだから嬉うれしいに決きまっていた。
〈 創そうゴデ造ぞうィオ主しゅールの館やかた 〉の中なかへ入はいれば、外そとの2分ふんが24時じ1間かん日にちになるのだから、時じ間かんを気きにする事ことなく、マオはセロフィートと好すきなだけ『 いいこと 』が出で来きるのである。
マオにとっては大だい好すきで愛あいしちゃってるセロフィートから愛めでてもらえる長ながい長ながい至し福ふくの時じ間かんが始はじまるのだ。
セロフィート
「( ふふふ…。
寝しん室しつから出でたマオの反はん応のうが楽たのしみです。
君きみはどんな風ふうにワタシを楽たのしませてくれます? )」
嬉うれしそうにセロフィートへ笑え顔がおを向むけるマオを見み詰つめるセロフィートの表ひょう情じょうは愛いとし子ごを見み守まる母ぼ性せい愛あいに満みちた母はは親おやを思おもわせるの様ような優やさしく穏おだやかな笑え顔がおだ。
期き待たいに満みち満みちたマオの笑え顔がおが、絶ぜつ望ぼうの表ひょう情じょうへと変へん貌ぼうする瞬しゅん間かんを楽たのしみにしている様ようにはとても見みえない。
マオが寝しん室しつの中なかへ入はいった後あとにセロフィートも寝しん室しつの中なかへ入はいり、ドアを閉しめた。
壁かべからドアが消きえると、部へ屋やの中なかは無む人じんとなった。