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♥ 領主邸 44 / 室内 3 / 初めての人 3
マオ
「 1時間も?!
嘘だろ?? 」
セロフィート
「 嘘は吐きません 」
ディリアスヘア
「 吟遊詩人様…、吟遊詩人様がマオさんを抱き抱えて此処を訪ねて来られてから2時間は経ってますわ… 」
セロフィート
「 はて…?
そうでした? 」
ディリアスヘア
「 楽しいお話を沢山聞かせていただきました。
時間が過ぎるのを忘れてしまったのですわ… 」
セロフィート
「 そう言う事です 」
マオ
「 1時間も余分に寝てたんじゃないかよ! 」
セロフィート
「 1時間ぐらいなんです。
大目に見てください。
──さぁ、ワタシ達も部屋へ戻りましょう 」
マオ
「 ──もう!
調子いいなぁ!
分かったよ…。
ディリアスヘアさん、お休みなさい。
お大事にしてね 」
ディリアスヘア
「 有り難う、マオさん…。
お休みなさい、吟遊詩人様,マオさん… 」
オレはベッドに入っているディリアスヘアさんに向かって「 またね 」の意味を込めて右手を振った。
ディリアスヘアさんは笑顔で右手を振り返してくれる。
セロがドアを開けてくれる。
オレはセロに促されてディリアスヘアさんの部屋を出た。
ドアはセロが静かに閉めてくれた。




