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♥ 領主邸 38 / 室内 / 侍女の場合


──*──*──*── 空き部屋


 うすぐらなかで、1じょくしにぎっている。


 くしにはもうはつからまっている。


 くしは1ぽんだけでなく、なんじゅっぽんもある。


 じょからあつめたくしからまっているもうはつしゅうしゅうしているさいしゅうだ。


 ていねいに1ぽんずつくしからもうはつり、ベッドのうえひろげているしろぬのうえいていく。


 もうはつだれかみからけたのかはんべつし、けることじょにとってはごくようことだった。


 けたもうはつまえのシールをっているとうめいふくろなかれてだいかんする。


 ながもうはつせいにんぎょうかみ使ようし、さきようことかし、ていねいけていた。


 もうはつふくろなかれているさいちゅういままでいだことのないかおりがじょはなくすぐった。


 まどかぎかっていてまっているし、ドアにもかぎけてかないようにしている。


 ぶんは、こいてない。


 たんじて、こいてない。


 それなのにいったいからにおいがするのか……。


 においがえるとランプがパカパカとてんめつはじめた。


 マーナをめたせき使つかったランプだ。


 せきにはマーナをじゅうぶんじゅうでんされている。


 てんめつするはずがない。


 しょうしたのだろうか?


 なんかパカパカしたランプのてんめつむとランプのかりがえた。


 とつぜんくらやみつつまれると、しつないはヒヤリ……とした。


 なにかが、カサカサ…とうごいているおとがする。


 まさか……??


 なにかがバサバサ…とおとててんでいる?!


 しかして、ほん──なのか??


 くろくて、カサカサとうごいて、バサバサとぶ、えいせいだいひょうともえる──。


 じょふるした。


 じょにがなのだ。


 ボッボッ…となにかがちゃっしたようおとがした。


 じょしつないまわすと、あおじろほのおがフヨフヨとかんでいた。


 あおじろほのおはっしているのは、じょだいにしているもうはつれたふくろだった。


 じょめいげる。


 ながねんけてあつめたもうはつのコレクションが、あおじろほのおによってえているからだ。


 まるでダンスでもしているかのようにフワフワ,ユラユラとしつないあおじろほのおりょうばすが、じょあおじろほのおにはとどかない。


 ろうしてしゅうしゅうしたコレクションたちが、メラメラとえていく。


 じょつうさけごえげる。


 しつないから、ガタガタ…とおとる。


 なにかがうごいているみたいだ。


 おとからして1つではない。


 あおじろほのおしつないらす。


 じょにはぶんつくったにんぎょういているようえていた。


 かべけてかざっていたはずだ。


 どうしてかべけていたにんぎょうちゅうに浮いているのかじょにはからない。


 じょかるのは、1つだけだ。


 ろうしてつくっただいにんぎょうあおじろほのおつつまれてえていることぐらいだ。


 ゆうからない。


 いったいなにきているのだろうか。


 あおじろほのおつつまれて、にんぎょうたちえていく。


 にんぎょうからつうめいようこえこえるのはげんちょうだろうか。


 からかあまかおりがただよっている。


 かおりにてられたじょは、にかしきばなしており、ふかねむりにいてしまった。

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