↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霧の勇者は業が深い  作者: 彼岸花@
45/176

ゴーレムの迷宮2

◆◆◆ゴーレムの迷宮2◆◆◆

「ゴーレムって、遠距離攻撃持っている個体が少ないみたいだし、霧で持ち上げておけば大丈夫なんじゃない?」


「うーん、重いから他の方法がいいんじゃないかなぁ。」


いくら攻とかが上がっていても、霧で持ち上げるって変じゃないか?


「でも、扉くらいなら開けられるし、ゴーレムを後ろから押し出したり出来るんでしょ?」


「そんなことしなくても、捕まえたゴーレムに足止めをしてもらえばいいのじゃ。」


「ああ、そうか。同じもしくはLvが低いゴーレムであっても強化すればOKですね。早速活躍してもらおう。」


―すかさずさっきの1体を呼び出してちょろっとだけ強化しておいた。


「あれ、でもこれ、傷とかはいったらどうやって治せばいいんですか?」


「魔物なのじゃから、ほっとけば治るのじゃ。」


「自動修復持ちか、便利だな。」


「こういうゴッツいのは不器用だからもっと動きが良さそうなのが欲しいわね。」


「まぁ、手が指なしの丸い石だしなぁ。まぁ、命令には忠実みたいだし、数揃えれば戦力にはなるって。」


「忘れたの?マークを代わりにつけてくれるゴーレムを探しに来たんでしょ?」


「あ、そうだったな。まぁ、そいつが見つかったら結局戦力として戦ってもらうんだからいいじゃないか。見た目は悪くないんだし。」


「まぁ、虫を集めるよりはいいわね。でもこれ、全部命令しないといけないとしたら、数がいても意味ないんじゃない?」


「あ、まぁ、どうなんだろう?試してみるか。前進し、魔物がいたら攻撃してくれ。」


―ゴーレムが前進して行った。そして正面にいたゴーレムに殴られて反撃し敵ゴーレムを破壊した。


「うーん…ステータスのごり押しで何とかなるみたいではあるけど、何が敵なのか解ってない感じだね。」


「こいつの研究をするより、先に進んでスペックの高いゴーレムが出てくるのに期待した方がいいんじゃない?」


「そんな気がする。まぁ、所詮は入り口の魔物だったとして保留にしておこう。」




3階まで特に何事もなく適当にテイムしながら進むと黒いゴーレムがいた。サイズは他のと同じだ。


「あれはアイアンゴーレムね!鑑定しなくてもわかるわ!」


「いや、一応鑑定してくれよ。」


「やっぱりアイアンゴーレムね!捕まえましょう!」


「今動いていない時点で期待が薄いんだよなぁ。」


まぁテイムするんだけどね。


「魔物調教は達人級なのに射程があまり長くないのがなぁ。いけーゴレム1号。あいつの動きを止めるんだ。」


対象を明確に指定すればちゃんと動いてくれるらしい。動きを止めるっていう命令はゴーレム系に出される命令の基本パターンだから理解してくれるようだ。名前はもちろん適当だ。


「その代わり異様に成功率が高いじゃない。もしかして確定なの?確定みたいね。」


「なにか俺が気が付いていない効果とかない?」


「無いわね。でも、Lv差があれば確定みたい。」


「ああ、そういうパターンか。」


「魔物調教は本来なら手なずけるのが難しいヤツをテイムするのにも特化しておるのじゃ。それしか取り柄がないともいえるがのう。」


「英雄級になってもそんな感じなんですか?」


「英雄級からはチートスキルの端くれじゃからまぁまぁ他の事もできるようになるのじゃ。」


「例えばどんなのです?」


「おぬしがSPの無駄使いをしそうじゃから秘密じゃ。」


「よし、取るか。」


「やめよ。英雄級になると双方にステータス補正がついて弱点が緩和されるだけなのじゃ。」


「それだとあまり意味ないですね。もしかして伝説級に秘密が?」


「1体だけ、超強い幻獣が仲間になるのじゃ。」


「なにそれ超欲しい!取ろう!」


「もう2体もおるじゃろう?ヴリトラとベルゼブブがそれじゃ。」


「あれ、確かにあいつらは強かったけど、最後に出てきたやつに比べると大したことありませんでしたよ?俺が追い返せる程度だったからあれが神話級だなんていう事はないでしょうし。」


「サタンはLvが高かったのじゃ。Lvが6しかなくて強さに制限のかかっている2体と比べても仕方が無いのじゃ。まぁ、Lvが同じでもサタンの方が強くはあるのじゃろうがのう。」


「よくこの星壊れませんね?」


「実際にそんな攻撃が行われようとすれば誰かが討伐するじゃろう。ダンジョンの中なら壁や床は壊せる限界ラインがあるからデカいのを放っても大丈夫じゃ。」


「ああ、そういえば、外からは攻撃できないとかあったし、逆もできないようになっているんですね。」


「そうじゃのう。して、そろそろテイムしてやったらどうじゃ?」


「あ、忘れてました。」




~迷宮を進む二人~

「ねぇ将太。」


「ん?なに?」


「そういえば、なんで私たちがスタンピードを起こしたダンジョンを潰して回ってるの?」


「え?スタンピードが起きる前からやってるじゃん。それに頼まれたからそっちを優先しているだけだよ。」


「あれ?じゃぁ、依頼受けてないの?」


「受けなくてもいいんじゃない?そんな面倒なことするより悪魔の塔にミスリル拾いに行った方が早いって。」


「それもそうねって、モンスター討伐の依頼は受けたのに報告してないじゃない!」


「町に帰った時で大丈夫だって。誰も、即日倒しただなんて思ってないよ。」


「それは、そうかもしれないけど…。」


「それとも、マロニカちゃんが行ってくれる?」


「ううん、報告は後回しでもいいわ。きっとネネがいつの間にかやっといてくれるわよ。」


「俺もそんな気がする。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。