7 痴漢冤罪警官の娘の呪詛
「あああああっ」
痛みのあまり大声を上げました
だって全身が火傷しているのです
表面のほとんどが炭化しているとかなんとか
それでも死ねないというのは現代医療の勝利なのでしょう
まあ私に言わせると拷問でしかないのですけどね
私はどこにでもいる普通の女子高生でした
ただ問題だったのは、父親が警察官だったことです
なんでも痴漢を捕まえたけどそれが間違っていたとか
全然関係がない人を犯人として逮捕したそうです
そして取り調べ室で犯人扱いしたそうです
無実を訴えても聞かなかったとかなんとか
そしてある日無実が署名された
その報復が娘の私にきたそうです
高校から直接塾に行って講習を受けた日の帰り道
後ろから何かがぶつかってきたと思ったら背中が熱くなりました
気がついたときには全身に火が回っていました
高校の制服はナイロンなのでよく燃えるそうです
だから全身に炎が回ったとか
事情聴取に来た刑事さんがいっていました
その際に父親への復讐が娘の私のところに来たと説明されました
顔も
髪も
身体も
すべて日に焼かれました
治る見込みがないそうです
手術次第では見た目はよくなるけど元には戻らないそうです
無駄に医療技術が高いせいで生き残り
無駄に医療技術が低いせいで傷が残る
まさに生き地獄です
犯人の復讐はある意味達せられたと思います
だって16歳なのに人生に絶望して残りの何十年を生きなければならないのですから




