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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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97話

 一方。シリウスたちは、星空が湖の水面上に反射した景色が一面広がった世界にいた。

 月を背にして宙に浮かんでいる天使は、シリウスたちを眺めていた。


「貴様は、何者だ!」


 シリウスは、剣先を天使に向ける。

 天使は、首を傾げて右掌を広げシリウスたちに向けると掌に魔力が集まり半透明な球体を作り出す。

 危険を察知したシャルルは、シリウスたちの前に立ち盾を構える。


「シリウス様、ロイド。下がってあれはまずいわ」


 シャルルの発言後。天使は、魔力の球体が放つ。

 魔力の球体は、シャルルの盾に直撃し衝撃を吸収出来ず吹き飛ばされた。


「シャルル! 無事か!」


 シリウスは、シャルルに駆け寄る。

 シャルルの持つ盾は粉々に砕け、盾を持っていた腕は、ありえない方向に曲がっているほどの大怪我を負ったシャルルは息をしているが気を失っていた。


「良かった。息をしている。ふぅ。生きては、いるみたいだ。 貴様。見るところ伝承にある天使によく似ているが行いは、魔物だな。」


 シリウスは、立ち上がり天使に剥き出しの殺気を向け剣を強く握る。

 何故、シリウスに殺気を向けられているのかわからない天使は、首を傾げる。何かを閃いたのか掌をポンと叩く。

 まだ遊び足りなくて怒っているのだと理解した天使は、人差し指を天に向けると複数の魔力球が現れる。


「あれはまずい。 ロイド、逃げるぞ」

「はい!」


 シリウスは、シャルルを担ぎ天使から逃げる。そのあとを追いかけるロイド。

 ニヤリと笑った天使は、力強く人差し指を振り下ろすと複数の魔力球は、シリウスたちに向かって飛んでいく。

 避けられた魔力球は、湖に直撃し巨大な水柱を作り出す。

 水柱のせいでシリウスたちを見失った天使は、慌ててシリウスたちを追いかける。

 シリウスたちを見つけた天使は、おもちゃを見つけた子供みたいに燥ぎ大量の魔力球を空中に作り出しシリウスたちに放つ。


「なんだ! あいつは!」

「わかりませんがあれは、化物です!」


 遊びたい天使は、シリウスたちの進路の前に立ち人差し指をシリウスに向ける。

 シリウスは、シャルルをロイドに投げ渡しロイドから大急ぎで離れる。

 天使は、指先をシリウスの足に向けると指先から光線が放たれシリウスの左腿を貫通し顔から倒れ受け身を取る。水面がクッションとなり左腿以外の怪我は負わなかった。

 音のなるおもちゃで遊ぶ興奮する子供のように燥ぐ天使は、シリウスに近づき髪の毛を鷲掴み持ち上げ空に向かって投げる。

 数百メートル先で水柱が上がる。


「ドコイッタノ? ボクのオモチャ。」


 キョロキョロと周りを見渡しロイドたちを見るとニヤリと不気味な笑みを浮かべると一瞬でロイドの腹を殴り吹き飛ばす。

 ロイドは、吹き飛ばされたことによって抱えていたシャルルを離してしまう。

 水面に打ち付けられたシャルルは、その衝撃で目醒めるが起きやがることも言葉を発することも出来ずにいた。

 水切りのように水面を跳ねるロイド。

 天使のたった一撃でロイドは、気を失った。

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