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サンガリオン  作者: 白野シャチ
二章 学園と勇者

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84話

 ゼノスは、ゆっくりと口を開く。


「我ら『太陽教』は、『サンガリオン』を手に入れ、我らが創造主を復活させあの忌々しい天使共を駆逐することが我らの目的なのです。そのためには、戦力がいる。我らは、『七大王』をこの世界に顕現させ奴らに対抗する。――というわけで皆さん力をお貸しください!」


 ゼノスは、両手を広げ演説する。

 興味なさそうにゼノスの話を聞くグリードは、あくびをして頬杖をつく。


「で。サンガリオン? って、なんだ」

「それはですね。鍵ですよ。神々の世界に行くためのねぇ」

「は? 神々の世界? なんだそれ。」

「神々が住む世界ですね。」


 グリードは、何かを企みニヤリと笑う。


「あ。協力させてもらう。」

「ルクスもよろしいですね?」

「ええ。いいですよ。オレは、アイツを殺せればいい。英雄は、二人もいらない。」

「では、皆さん。よろしくお願いします」


 ゼノスは、お辞儀をする。ゆっくりと頭を上げると頭のない神の像に跪き祈りを捧げる。

 すると黒い太陽は、輝きを増した。

 黒い太陽は、グリードたちに祝福を与えるように黒いスポットライトを当てる。

 ゼノスは、立ち上がり振り返る。


「あのお方から祝福を受けれましたね。では、しばらくは好きなようにお過ごしください。私は、残りの七大王を集めてきますので。」


 グリードは、椅子から立ち、指を鳴らすと扉が何もない空間に現れる。

 

「じゃ。オレは、一足先に帰るわ。じゃあな」


 そう言い残し扉を開け何処かへといってしまった。ゼノスは、ヴァイアに近づきヴァイアからブレスレットを取る。


「ゼノス! 何をする!」

「ルクスには、これはもー必要ないですので回収させてもらいます」

「そ、そっか」

「では、私も七大王探しに行くのですがルクスは、どうしますか?」


 ヴァイアは、少し考え口を開く。


「オレは、サンガリオンを探しに行こう。」

「それはありがたいですね。では、この扉から探しに行ってください」


 ゼノスの影から扉が召喚され誰もドアノブに触れてもいないにも関わらず扉が開く。


「ん。ありがとうな。」

「あ、これを」


 何かを思い出したゼノスは、影から指輪を取り出しヴァイアに差し出す。


「これは?」

「魔界に来るための魔道具です」

「そっか。ありがとう。じゃあな。ゼノス」

「ええ。また。」


 ヴァイアを見送るとゼノスは、黒い太陽を見つめる。


「これであと、5柱。もーすぐですよ。我が創造主。」


 両手を合わせ祈りを捧げた。

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