13 最先端の量子計算を駆使した結果、生存率がギリギリだったのは、さすがに笑えない
ハロー、ハロー、 架純です!
今回もC++のコードを組み込んで、魔術がどのように実装されているかを説明してみました! なるべく全員がちゃんと理解できるよう、細かい注記をつけるよう心がけましたよ。
気に入っていただけたなら、どんな形でも応援していただけると嬉しいです! 感想もぜひ下に書いてくださいね!
//赤ちゃん~~注記:未知の存在に対する実験的な戦闘予測システム
class SpecialEngagementEngine {
// ==特殊交戦エンジン==
private:
double sanityLevel; // 正気レベル
double perceptionError; // 知覚誤差
double anomalyFlux; // 異常変動率
public:
SpecialEngagementEngine() {
sanityLevel = 0.91; // 赤ちゃん~~注記:あたしたちがどれだけ正気かを示す値
perceptionError = 0.37; // 赤ちゃん~~注記:計算がどれだけズレうるかを示す値
anomalyFlux = 0.12; // 赤ちゃん~~注記:致命的異常が起きる可能性
}
double evaluateThreat(double kanonSkill, double ammoCount) {
// kanonSkill=カノンの技量値、ammoCount=残弾数
// 赤ちゃん~~注記:戦闘中に変動することがあります!!!
double incomprehensibleMass = sin(rand()) * 10000;
// ↑理解不能質量——存在そのものの不可測な規模を示す
double firepower = kanonSkill * log(ammoCount + 1);
// ↑火力——技量と残弾数から算出される攻撃力の指標
// 赤ちゃん~~注記:致命的異常は取得データを破壊する可能性があります!
double distortion = cos(anomalyFlux * incomprehensibleMass);
// ↑歪曲値——異常変動が引き起こす予測不能な誤差
double probability = firepower / (firepower + incomprehensibleMass);
// ↑確率——火力と理解不能質量の比率から求める生存見込み
probability += distortion * 0.2;
probability *= sanityLevel;
// 赤ちゃん~~注記:時間経過による正気の自然崩壊
sanityLevel -= 0.0005;
// 赤ちゃん~~注記:あくまで近似値です!?(そうだといいな……)
if (probability < 0) probability = 0;
if (probability > 1) probability = 1;
return probability;
}
void runSimulation(int iterations, double skill, double ammo) {
// iterations=試行回数、skill=技量値、ammo=残弾数
double total = 0;
for (int i = 0; i < iterations; i++) {
total += evaluateThreat(skill, ammo);
// 赤ちゃん~~注記:考慮すべきシステム不安定の可能性
if (rand() % 5000 == 0) {
cout << "[WARNING] 視覚フィードが「目」に置き換えられました……";
sanityLevel -= 0.05;
}
}
double result = total / iterations;
// ↑最終結果——全試行の平均生存確率
cout << "=== 実行レポート ===";
cout << "試行回数:" << iterations << endl;
cout << "生存確率推定値:" << result * 100 << "%";
if (sanityLevel < 0.5)
cout << "[ALERT] オペレーターの正気が危険水域に達しました。";
if (result > 0.6)
cout << "予測:ターゲットの無力化は可能。";
else if (result > 0.3)
cout << "予測:結果は不確定。撤退を推奨。";
else
cout << "予測:交戦禁止。";
cout << "最終正気指数:" << sanityLevel << endl;
}
};
int main() {
SpecialEngagementEngine engine;
double gunslingerSkill = 9.7; // 赤ちゃん~~注記:カノンの推定能力値(10点満点)
double ammoCount = 8; // 赤ちゃん~~注記:残存致死弾の推定数
cout << "[SYSTEM] 異常スキャン、初期化中……";
cout << "[SYSTEM] 存在の特徴:「……目……どこにでも……」";
cout << "[SYSTEM] WARNING:ジオメトリが不安定です。";
engine.runSimulation(10000, gunslingerSkill, ammoCount);
return 0;
}
『結果は0.8……なるほど、よくわかった。ありがと、赤ちゃん』
「どういたしまして! 次はVRソーダ奢ってよね?」
『覚えておく。パンドラ・キーズ:エクストラクト』
世界が元に戻ると同時に、怪物がようやくこの男に向かって動き出した。しかしカノンは新たな弾丸を装填し終えており、0.5秒以内に目を二つ撃ち抜いた……敵はその場で動きを止め、困惑したように瞬きをした。
「俺くらいの腕前になると、あとはヴォル・ドゥンケル(漆黒)とヴォレス・リヒト(完全なる光)、どちらを使うかだけが問題になる……しかしスキャナーが面白いものを見つけてな。知ってるか?」
撃ち込んだ二発を再装填しながら喋り続け、カノンは距離を詰めた。目と影の塊は、まるで恐れているかのように後退し始めた。
「貴様のコアは闇で満ちている。ヴォレス・リヒトで少しずつ削ることもできるが、コアがあれほど深いなら永遠にかかる……だがヴォル・ドゥンケルなら、未知のコードを注入して不安定化させられる……ハックみたいなものだ」
その巨大な体躯はあまりにも格好の的で、目を閉じていても当てられるくらいだった。射撃しながらもほとんど退屈そうにさえ見えた。体の輪郭と形が歪み始め、目たちは何かを予感するように閉じていく。
「今更爆発か? 窓から飛び出せばいいだけだが……」
「ごほっ、ごほっ……」
「……!?」
カノンの真後ろで聞こえたその音が、すべてを変えた。もし先ほどのカルト信者の一人がまだ生きているなら、尋問によってシュスター神権国という脅威への対処と、リリネットの保護、その両方に向けた大きな一歩を同時に踏み出せる。
『怪物の攻撃を生き延びた奴がいたとは……計算外というより、運が悪かっただけだが……しかしもはや全部片付けるしかない』
逃げる選択肢が消えた。爆発を最善の形で阻止する方法を、もう一度計算しなければならない。
『赤ちゃんは遅い……紫さんを使うべきか? しかしセキュリティを無効化した状態では、衛星にまで補足されかねない……学院周辺の他のシステムはなおさらだ……』
考え込んでいる間に、階段を駆け上がる足音が廊下に響き渡った……しかしカノンは思考の深みに入りすぎていて、気づくことすらなかった。
「どうでもいい。Cプログレッション:シューティング・フィールド」
廊下の空気が一瞬で変わり、カノンが次の弾を撃った瞬間、発した音の歪みによってすべての窓が同時に砕け散り、外の月明かりを揺がすほどの速度で弾丸が走った。しかし廊下の反対側では——
「土方の剣——天照の触レ」
エージェント・ブラントが瞬きする間もなく、弾丸も怪物も、あまりにも細かく切り裂かれたため、消滅したと表現する方が正確かもしれなかった。
「奇妙よな……影が二つ、確かにあったはずじゃが……」




