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呪われし深遠楽園への詩

モチーフは10前にデビューしたサンホラの作品です。


その肖像に描かれたのは

一人の儚くも美しき

魔女と呼ばれた少女の微笑み

握り締められた金貨が

叩いた天秤には

決して叶わぬことのない

楽園への願いが置かれ

それでもなお

諦め切れぬ者らを

仮面のパレードは

誘き招き踊り歩む


予言書が望んだ箱舟は

真珠の歪みを抱きながらも

安定を収穫する時を

安らぎのために

生贄の犠牲を

滅びへと輝き燃ゆる

星屑に求めるだろう


呪いを伴い唄われる物語


引き裂かれた繋がりは

永遠の時を経ても

再会することは無い


今もどこかで

呪われし幻想は

愛しき者への

繋がりを求め

世界をさすらうだろう


叶うことはないと

心のどこかで

悟りながらも――


《終》

とりあえず、エッセイ村に投稿した作品は、これで最後です。


次話からは、新嘗祭と雪祭りの感想詩です。

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