表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/321

ばばん!ば!ばんばんばん♪

「はぁぁぁぁ…」


湯船にゆっくり浸かると…5歳児らしからぬ大きなため息が出た

いかんせんこの一週間が怒涛すぎたのだ…

確実に5歳児の範疇を超えてしまっていた。35歳の記憶が戻ったから良かったものの…


「ふぅ…これから…」


少なくとも家はあるし、かなりの備蓄がある事もわかった。

リフィと朱果が生活は助けてくれそうだし…家にいる限りはしばらくは何不自由無しに暮らせる…


「……」


さっきリフィに説明された聖獣の事とか…母さんの国の話とか…


「…帰ってくるんでしゅかね〜」


5歳児ってさ…普通両親が一晩帰ってこないだけでも死んじゃう生き物だよね?

両親求めて泣き叫んで、そのまま何も出来ずにチーンって…なるよね?


「二人とも…僕らの心配してくれてるでしゅかね…」


それともこの世界では普通の事なのかな?

この家はすごいけど…あまりに世俗と隔離されてて、常識がわからないよ


「情報が欲しいなぁ」


スマホとかあったらいいのに…


「リフィ、この辺に町とか村ってないの?」

ー肯定。コノ森ニハ集落的ナ物ハアリマセンー

「そっか…じゃあ備蓄とかの買い物ってどこでするの?」

ー森ヲ出タトコロニ『ヴァール』トイウ比較的大キナ都市ガアリマスー


大きな都市。

そこまで行ければ何かしらの情報と、ナナと僕が生きていけるだけの稼ぎができるかもしれない

バイトとか出来たらいいな〜5歳児を雇ってくれるかは知らないけど……


「ひとまず…戻って来れない両親の事はおいといて、『ヴァール』に行くことを目標に頑張るか…」

ー今ノナナ様ノ実力デハ到底到達出来マセンー


全否定!?

いやいや…目標に頑張るっていうのは今行く!ではないからさ…


ーナルホド。デハ『ヴァール』ニナナ様ガ無事行ケルヨウニ、チュートリアル頑張リマショウ!



おや?



リフィの(ヤバい)やる気スイッチを押してしまった気がするんだか!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ