リュージュ、世界樹の成長に驚く
世界樹を植えてから一週間が経過した。
「……マリー、世界樹ってこんなに早く育つもんなの?」
「リュージュ様が毎日水をあげたり甲斐甲斐しく育てたからですよ」
「いやいやいやっ!? それにしても育ちすぎでしょっ!? これはっ!?」
一週間であっという間に大木へと変化してました。
周りに植えた木もその影響なのか早く成長してるし……。
改めて思うけど世界樹恐るべし……。
更に世界樹の影響なのかわからないけど草1本も生えていなかった大地に草が生え始めた、勿論世界樹を中心に。
「これで緑豊かになりますね♪」
ニコニコしながら言うマリーにつられて僕も笑ってしまう。
まぁ、良い事ではあるんだろうな。
「あれ?実がなっていませんか?」
マリーが世界樹の一部を指差した。
確かに黄色い大きな実がなっている。
「もう実がなったのか。 早いなぁ」
取るべきかそのままにするべきなのか、と悩んでいると実がピカッと光った。
「な、なんだっ!?」
眩しさに思わず目を手で隠した。
すると実がピキピキと皹が入りパンッと言う音共に破裂した。
「あぶなっ!?」
僕は実の破片をなんとか交わした。
そして実があった所を見たら……。
羽を生やした小さな女の子がいました。
「リュージュ様っ! アレは妖精の幼体ですよっ!」
「幼体?」
「はい、人間で言うと赤ちゃんみたいなものです」
マジですか……。
と、羽が生えた女の子は僕の周りをグルグルと回っている。
「きっとリュージュ様をお父さんだと思っているんですよ」
お父さん……。
結婚もしてないのにお父さんなんて呼ばれる日が来るとは……。
なんか複雑。




