24/33
リュージュ、魔族領の不作問題を解決する
「ところで畑が出来たのか?」
メーヴが畑を見て言った。
「うん、まぁ実験的な部分があるんだけど」
何せこの土壌で何が育つのかわからない。
なので、お試しで植えたんだけど僅か数週間でこの結果。
「優秀すぎるよ、この土地……。 放置していたのが勿体無いぐらいだよ」
そう言って僕は苦笑いをした。
「リュージュ様の作った肥料も影響してるんじゃないですか?」
「肥料? リュージュは肥料も作る事が出来るのか?」
「材料さえあれば出来るよ、て言うかまだ大量に余っているけど」
「だったら是非譲ってほしい! 実はうちの領内の一部で不作が続いていて困っているんだ」
「不作?」
「あぁ、此処と同じ様に雨がずっと降らないしおまけにこの暑さだ。 住民達も飢え死に寸前だ」
なるほど、ね。
「それだったら私が雨を降らしてみましょうか?」
「出来るの?」
「はい、勿論です♪ 流石に魔族領には入れませんが場所さえ教えてくれれば降らせる事が出来ますよ」
「是非よろしく頼む。 魔王様も心を痛めているんだ」
後日、マリーの力により雨が降り譲った肥料のおかげでその土地の不作は解消された、とメーヴから報告を受けた。




