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癒し手のジョウカ




グレネイシス王国、冒険者ギルド



「おっ、アーサーさん!ちょうど良かったです」

「おぅ、ニナ。なにかあったのか?」

「いえ…サツマさんが呼んでますので奥の部屋へどうぞ」


俺はサツマの部屋へ向かう



「おぉ、よく来た」

「いきなり呼び出して、俺がいなかったらどうするんだ?」

「いるじゃろ、この時間はニナが受付じゃからの」

「………………」

「まてまてまてまて、黙って剣を抜くな!」


アーサーは席につく


「冗談はその辺で良いとして、何の用だ?」

「うむ、Sランク冒険者ジョウカのことは知ってるかの?」

「たしか…今は冒険者辞めて、旅医者遣ってるんじゃなかったか?」

「冒険者を辞める事は実質出来んからの、今でも書類上はSランク冒険者じゃ」

「へー、それで?」

「奴も戦いに参加してもらわないといかん、そこでお前に行ってもらいたい」

「……場所は?」

「おっ、行ってくれるのか?」

「理由はともあれ、気になる。場所は?」

「この近くのネパリ村、最近流行り病が広がっているらしい」

「分かった」


俺は席を立って出口に向かう







「アーサーさん、何の話でしたか?」

「ちょっとした頼み事だ、今から行ってくるよ」

「はい!行ってらっしゃい!」









村へ抜ける森


「俺が……ニナを?」


そんなはずが無い……絶対に…


「絶対にない!」

「何がですか?」

「ニナ!?」

「はい?」


何でここに?

いや、まて一度落ち着くんだ…

落ち着いて深呼吸だ、スーハー、スーハー

よし!


「何でニナがここに?」


俺は平静を装って話しかける


「いやーサツマさんに言われて付き添いです。ネパリ村は流行り病が広がってますから」


そう言うニナの格好はいつもの受付の格好ではなく、動きやすく中級の冒険者が着ける防具をつけている


「まぁ、いいか。……いいのか?」

「はい!いいんですよ!」


グラァァァァァァァァ!


叫び声が聞こえる、この声は


「っ!ケンタロス!」

「ほぉー、生で初めて見ましたぁ!」

「気を付けろ!そいつは力が強い!」


ケンタロスの拳で木が折れる


「ニナは下がって……」

「とりゃー!」


ニナの一撃でケンタロスを飛ばし、岩を破壊する


「………………………えっ?」

「あっれ?ケンタロスって、こんなに弱いの?アーサーさん!これってほんとにケンタロスですか?」


俺はもはや原型などとどめてないほどにボコボコにされた魔物を見る

強靭だった肉体に、下半身は馬、上半身は人間


「ケンタロスだぞ……これは…」

「そうですかー、ケンタロスでしたかー」

「ニナは何でケンタロスを一撃で倒せるんだ?」

「受付は酔った冒険者の相手もしますから、多少鍛えてるんですよ」

「多少……」


もう一度言うがケンタロスは中級、つまりC・Bランクの冒険者が相手をする魔物だ

多少鍛えた程度で倒せる相手ではない


「ニナは強いんだな…」

「やだぁ!強いだなんて誉め言葉じゃないですよ」


ニナが軽く、軽く触れただけで木が折れた


「あれ?ちょっと…力加減が、スー……ハー、よし!大丈夫です」


ニコリと笑うニナを見ながら、今までのイメージが全て崩れたアーサーは立ち尽くしていた








「着きましたよ」


森を抜けるとすぐに村へ着いた


「…………………………」


ありえん…ここまでにケンタロス五匹、ファンラビット13匹、シャーク七匹

全て一撃、拳で…


「まっまぁ気にしてはいけない、いけないぞ、俺!」

「ほら!早く行きますよ!」

「はいっ!」


無意識にニナの右手を見てしまう

握ろうものなら、すぐに距離をとらないと


「なんかー失礼な事考えてません?」

「考えてませんっ!」

「はぁ?」

「そっそれより村へ行こう!」


ニナを引っ張り、村へ向かう


「えっ、アーサーさん…」

「なんだ?」

「いっ、いえ何でもないです」

「?」









村人は一ヶ所に集まっていた


「はい、次の方はどうぞ!」

「ありがとうございます!ありがとうございます!」

「いえいえ」


そこには銀髪の男がいた

雰囲気で分かる、あいつがジョウカだ


「ジョウカだな?俺はアーサー、ギルドマスターのサツマから手紙を預かってきた」

「私は冒険者ギルド職員のニナです。えっとこれが職員証明書です」


なるほど、だからニナが来たのか。

一冒険者がいきなり訪ねて来ても怪しいもんな

案の定、ジョウカは初めは疑っていたが、ニナの職員証明書を見て警戒を解いてくれた


「いや、警戒して悪い。では、自己紹介しよう。俺はジョウカ、今は流れの旅医者だ」

「改めて、俺はBランク冒険者、アーサーだ。よろしく」

「アーサー?エヴァンス王国の王子もそんな名前ではなかったか?最近は封鎖されているな」

「あっ、あぁその事も合わせて手紙に書いてある」


そう言って手紙を渡す


「うむ、しかし読むのは後だ。お前達も手伝ってくれ。流行り病の治療だ、思った以上に酷い」

「分かった。しかし専門外だぞ?力仕事くらいしか手伝える事が…」

「分かってる、とりあえずそこらの薬草を運んで、火を焚いてくれ」

「分かった」

「私は治療魔法使えますから、軽傷の方は任せて下さい」

「助かる」


俺達は仕事にかかる





遅れてすいません!

部活の総体で進みませんでした


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