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嵐の中の戦い

サンダードラゴン・・・積乱雲の中を移動するといわれるドラゴン。体は電気で囲まれており近づくだけで感電する




次の日


ザーザー、ザーザー、ゴロゴロゴロゴロ


「雨やな…」

「雨じゃの…」

「もう朝日は昇る時間かしら…」

「結局…」

「何にも考えついてねぇじゃねぇーかー!」


カツカツカツ


誰か来る


「時間を教えてやろうか?…もう昼前だよ!ギャーギャーうるせぇ!」

「……またお前か…一々うるせぇよ。叫ばないといけないんですか?ストレス貯まってんですか?」

「………まぁいい、処刑の時間だ。」


ゴロゴロ、ドガーン


「なんだ!?」


目の前に雷が落ちた


「この感じ!」

「ドラゴンや!!」


空いた天井から空を見ると雷で光った空に黒い影


「サンダードラゴン…!」

「厄介な相手やな」

「あなた達、ドラゴンに追われてるの?」

「怨み買った覚えは無いんやけどな」

「このままだと村に被害が出る!急いで避難させないと!」


鉄格子を蹴破り外へ行く


「風の神のお怒りだ!やはり人間は信用ならん!」

「村長!これは風の神とは関係ないのよ!」

「黙れ!お前も罪人だ、シファ!人間なんかと仲良くなりやがって恥を知れ!」


くそ!これじゃあ話にならねぇ


「ミユ、風の神を呼んでくれ」

「うん、疾風!出てき!」

(うん!)


ミユが薙刀を空に掲げると風の鳥の形をした疾風が現れる


「おお!風の神!」

「皆!聞いて!このドラゴンは僕とは何の関係も無い!」


ざわめくエルフ達


「僕はずっと神殿で君達から供物を貰っていた……そして昨日、僕はミユと契約を結んだ!これは僕の意志だ……今までありがとう、そして!」


サンダードラゴンに向かって飛ぶ


「この村は壊させやしない!」


疾風の体当たりでサンダードラゴンが村外れに落ちる


「ミユ乗って!」

「よっしゃ!」


疾風は背中にミユを乗せ、サンダードラゴンに向かう


「銀、白!俺達も行くぞ!」


俺達は走って向かう





「そんな…風の神が………」

「村長、分かったでしょ?このドラゴンは彼らに関係無いって…」

「……………」

「なのに、彼らはこの村の為にドラゴンと戦ってるのよ!」

「……………」

「私は助けに行くわ、下らない過去の誇りをいつまでも引きずるなら私はこの村を出ていく、二度と帰らない…」


シファもまたドラゴンの元へ向かう


「……………………」


エルフ達は立ち尽くす


「僕…行ってくる!」

「私も!」


子供達がシファを追いかける


「まっ待て!子供は危ない!」

「それでも!シファねぇがこの村を出ていくのは嫌だもん!」

「ミユや優も友達だもん!」

「大人達には優やミユは悪い人に見えるの?」

「「「…………」」」

「困った時は助け合うんじゃないの?」


子供達は走り出す


「……その通りだな…」

「歴史にすがって今を見ようとしなかったのは俺達だ…」

「子供達に言われるなんてね…」

「……俺は助けに行く」

「私も…」


一人また一人と子供達を追いかける

最後には村長が残る


「…………………」









「おっらぁぁぁぁ!」


空ではサンダードラゴンと疾風、ミユが戦いを続ける


「くそっ!空の上じゃ手が出せねぇ!」

「魔術もドラゴンには効かんぞ」

「どうするのじゃ!?」


俺達は戦いを見るしか出来ない


「……優くん一人なら何とかするわ!」

「シファさん!?」

「ドラゴンのお陰でこの辺りは魔力が満ちてる。私が風で足場を作るわ」

「そんなことが出来るのか?」

「3分が限度……」

「分かった…銀と白は出来るだけ村に被害が出ないように頼む」

「分かったのじゃ」

「行くわよ!!」

「白衣炎流!」


地面を蹴りサンダードラゴンに向かう

上から雷が落ちてくるが、その瞬間足元に風の塊が出来る

それを足場に雷を避ける


「業火灰刃!」


ドラゴンを傷付ける


「まだまだぁ!」


続けて斬りつける


「ミユ!」

「覇桜姫羅!桜華乱舞!」


ドラゴンと時間との戦いが始まる







「ミユ!時間がねぇ!」

「分かっとる!疾風何か無いんか?」

「ある……けど一撃だけだよ」

「どんなんや?」

「普通わね、神と契約したらその武器に神が宿って神器になるんだ…でもミユの武器には宿れないんだよ!なんで?」

「それはうちの武器が神殺しの武器やからや!」

「……分かんないけど特別な武器なんだね!でも…その魔石なら凄く宿りやすいの!」


ミユの武器に埋め込まれてる風の魔石


「一瞬なら宿れる…けどその後しばらく僕は動けないよ!」

「分かった、優!聞いとったか!?」

「一瞬隙を作れば良いんだな!任せろ!シファ!まだ大丈夫か?」

「大丈夫よ!ちゃんとそれで決めてね!」


俺は一気にサンダードラゴンの頭上に飛び上がる


「業火灰刃!」


頭に喰らえばちったぁ効くだろ!


ギャァァァァァ!


体勢を崩すサンダードラゴン


「行け!」


落下しながら叫ぶ


「疾風!」


ミユの薙刀が形を変え巨大化する


桜大樹(おうだいじゅ!!」


ギャァァァァァ

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ


サンダードラゴンとミユの間に雷の壁ができる


「おらぁぁぁぁ!」


ミユの降り下ろした大薙刀は雷の壁を抜けサンダードラゴンに当たる


ギャァァァァァァァァァァァ


落ちるサンダードラゴン…しかし地面につく直前に翼を動かし再び空へ


「雷で勢いが殺されたのか!?」


俺は落ちてくるミユを抱き抱える


「駄目やったんか…」

「諦めんなよ、まだ手はあるばずだ」


落雷を避けながら3人はサンダードラゴンを倒す方法を考える


「……やっぱりミユと疾風の一撃か」

「でも、うちの魔力ならあと一発が限界やで。タイミングはどーすん?」

「私も二人同時には上げられないわ」

「なら、僕達がやるよ!」

「「「!!!」」」


後ろには子供達が


「皆!?なんで来たの!ここは危ないのよ!」

「シファねぇがこの村を出ていくなんて嫌だもん!……それに僕達だけじゃないよ!ほら!」

「子供に行かせて大人が行かない訳はないだろう?」

「皆……」


村のエルフが集う


「優とミユを空に上げればいいんだろ!任せろ!」

「………後はサンダードラゴンを倒せるかどうか」

「雷の壁はほんまきついで」

「なら、皆でこの辺りはの魔力を全部ミユちゃんに集めましょ」

「散桜麗美やな…」

「ここら一帯の魔力か……」


ミユがそれだけの魔力に耐えられるか?


「やるしかないやんか!」

「ああ!行くぞ!」


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