課外学習の始まり…の前に
ついにこの日が来た
「ミユ…」
「せやな」
エレクトから話を聞いてから、毎日全力で撃ち合った
勉強だけでなく、図書館にも通い知識をつけた
光の神より光の魔術の扱いを習った
そして今日…
「みなさぁん!明日から課外活動でぇぇす!」
そう、最初で最後の課外活動が始まる
数ヶ月前
「優、やっぱり一年もここにはおれんで」
「分かってるよ」
学園では技術も知識も養うには世界が狭すぎる
「でも、筋は通さないとな」
「それは当たり前や」
「だったら課外活動で…」
「それやけどな…」
「何かあるのか?」
ミユは後ろから本を一冊取り出す
「魔術書?」
魔術は誰から教えてもらっても、そのまま再現するのはほぼ不可能なので、このような魔術書は作者の自慢話なのだが?
「これや…」
「えーと?……魔物を集める魔術だと?」
「これ、うちが使えばええんちゃう?勿論、アユカ達には迷惑かけんところで」
「そっか…よし!これで行くか!」
俺はミユを信じてみる
「なら、ちょいと練習してくるわ!」
「おう!俺は図書館に行ってくるよ」
「では!グループを作ってください!二人以上ですからねぇ」
皆が思い思いのグループを作る、勿論俺はミユと二人だ
「ごめんなクラル…」
「気にするな!お前らのレベルの魔物なんて相手出来ねぇよ」
「…そうだな」
「っで、今日で決めるんだろ?」
「あぁ」
実はエヴァンス王国にはあの日、王位の継承の式のため全国民が国内にいた
いなかったのは、レグゼ王よりグレネイシス王国に報告に行ってた俺達と、学生であるクラル
「俺もお前らほどの実力があればなぁ」
「気にすんなよ」
「はいはーい!では担当の三年生か先生を発表します、………さん達はサルだくんの所へ……………」
課外活動では担当の三年生か先生によって刈った魔物の得点化される
(誰でもいいけど邪魔しない奴にしてくれよ)
「えっと、優くんの班は………はぁ、私です」
モエミ先生なら俺達の実力を知ってるから当たりだな
「けど溜め息はないでしょ!」
「だって、規格外の事が起こるに決まってますよ!」
「逆ギレ!?」
何故か怒られるはめになった
モエミ先生、個別教員室
課外活動に向けて、今回の予定とターゲットの魔物、フォーメーションの確認をしなければならない
「はぁ、っで?先生は何にビックリするんですか?」
「驚く前提で話さないで下さいよ」
俺は地図を広げる
「あんな先生、うちらの行動圏はここや」
ミユが指したのは…
「ギリギリ活動許可の場所ですか?しかも、崖の上ですね」
そんなジト目で見られてもな…
「んで相手にする魔物はドラゴン」
「…………………へぇ」
「「???」」
「ふざけないで下さい!!!!」
「そんな大声ださんてぇな」
「ドドドドッドラゴン?そんなのを相手にするなんて馬鹿ですか?第一!ドラゴンなんてこんな所にはいません!」
「だから、呼ぶんやて、魔術で…」
ミユが取り出した魔術書を見てモエミ先生は溜め息
「はぁ魔物呼び寄せの魔術ですか…」
「なっ!ええやろ!」
「駄目って言ってもするんでしょ?」
「「勿論!」」
「ならいいわよ」
「ほんま!あんがと先生!」
「私、生きて帰ってこれるかしら…」
「大丈夫やって!うちらがついてんで!これ以上の護衛はないで」
「そうね…」
こうして遂に賽は投げられた
課外活動当日
「行くか!」
「おう!」
それぞれの武器を持ち、同じ思いを胸に歩を進める




