ネコさん
・・・とりあえずここの商品持って帰ろう。あとであの殺人鬼のせいにしとけばOKだろう。ってことで転移っと。
新しい能力出たのもうれしかったけど、無料で食料品が手に入ったのはありがたかったな。………本も買えたし。
さて、まずはボスへの連絡をするか。
「えーと、ボスの番号は電話帳にあったかな?」
しばらく探してみると、最後の方に
=^_^=ボス=^_^=
「・・・ボスのキャラじゃないだろ・・・・・・。」
とりあえずかけるか
RRRRRRRR!
『どうかしたのかね、創治君?』
「実は、かくかくしかじかで・・・」
『なるほど、雷の能力が使えないかと考えていたら実際に使えてしまったと・・・。』
ボスにその時のことを余計なことを省いて伝えた。万引きとかカメラの破壊とか
「はい。ですのでボスに報告をと思いまして。」
『ふむ…。分かった。すまないが一回検証のためにこっちに来てくれ。』
「はい、分かりました。・・・ところでボスってネコが好きなんですか?」
『あぁ、好きだがどうした?』
「いえ…電話帳のボスのところを見て少し気になったもので。」
『そうか。では、後で。』
さてとボスの命令だし組織に行くか。
転i『ガチャッ』ん?
「ひょ、氷華ちゃん。勝手に入るのはさすがに…。」
「いいよ、別に。それに桜ちゃんもお兄ちゃんの寝顔見たいでしょ?」
「そ、そんなことは・・・あ。」
「ん?どうしたの?」
「・・・何やってるんだ?そして何をやろうとした?」
「えっ?・・・お兄ちゃん?」
氷華がさび付いたドアみたいにゆっくりとこっちを向いた。よく見れば氷華も桜ちゃんも顔が若干青くなっている。
「えっと・・・お兄ちゃん?」
「なんだ?妹よ?」
「何でもないの。」
てへぺろっと言わんばかりに言ってきた。・・・うざいのに可愛いのがむかつくな。
「そうか。・・・・・・・・・で何をしに来た?」
「お兄ちゃんの寝顔を眺めに。・・・あっ。」
「そうか。・・・次にお前ははかったなお兄ちゃんと言う。」
「は、はかったなお兄ちゃん!・・・・・・はっ!」
さすが俺の妹(馬鹿)だ。すぐに引っかかる。・・・将来が心配だな。
「さて・・・自分の部屋に帰りなさい。俺はこれからもうひと眠りするから。」
「ふーん。あっ、そうだ。お兄ちゃん、クッキー作って。」
「話聞いてた?お前。」
「うん、もちろん。」
「じゃあ、何故?」
「お兄ちゃんの睡眠よりクッキーのほうが重要だから。」
一回、殴ってやろうか?この愚妹。
「うるさい。いいから自分の部屋に戻れ。」
「むー。お兄ちゃんのケチ。」
うっさい。
「あーそだねーケチだねー。分かったから自分の部屋帰れ。」
「はーい。・・・・・・で、クッキーは?」
「はぁ、分かった。作り終わったら呼ぶから待っとけ。」
「わーい。さすがお兄ちゃん。」
テンション高いな。いつものことだけど…。
「せっかくだからボスにも持っていくか。ネコの形にして」
ボス、喜んでくれるかな?
ボス:「遅い……。」
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ありがとうございました




