X部隊
X部隊は、オークの森に潜入した。
「オーク発見。」
僕は言った。
「イプシロンは最後列でいて何かあったら逃げるんだ。」
アルファは言った。
「OK。」
イプシロンは言った。
「ともかく一斉攻撃してみよう、ポチは危険そうだったら逃げるんだ。」
ベータは言った。
「わかった。」
ポチは言った。
「ではいくぞ! 」
この言葉と共に僕はポチに擬態した体でオークの足に噛みついた。
オークはダメージをうけているようだった。
アルファとベータも噛みついた。
そしてポチも噛みついた。
オークは4匹の狼に噛みつかれて振りほどこうとする。
すると擬態した僕たちは振りほどかれてしまった。
しかも少しダメージを受けたからなのか変身が解けてしまった。
幸い通常状態のように死ぬことはなかったので多少擬態元の強さをコピーできるらしい。
だが100%ではないらしい。
ポチは噛みつき続けた。
「グオオオオ」
オークは叫び声をあげ倒れた。
ポチのおかげもあって僕たちは1体討伐に成功した。
すると目の前に赤色の天使が現れた。
「あんたの分身合体能力と液体化を応用すれば、オークの魂を飲み込めるはずだ。」
赤色の天使は言った。
「杖をオークの死体に振れば残っている魂が近づいてくるはずだ。」
それを聞いてイプシロンは試した。
オークの死体から火の玉がふわりとでてきた。
火の玉は驚いて逃げようとしたがそこを僕は液体化してとびかかった。
火の玉は液体化した僕に包まれ吸収されていった。
僕は実態に戻った。
「これで吸収したらどうなるの? 」
僕は言った。
「魂の強さが上がるというわけだ、あと分身の限界も増えるだろう。」
赤色の天使はそう言うと去って行った。
「なーるほどね。」
僕は言った。
僕は試しに走ってみた。
走る速さが10mなら1秒は早い。
「とりあえずみんなご苦労! 合体だ。」
僕は言った。
「じゃあまたな! 」
アルファは言った。
「ではのちほど! 」
ベータは言った。
「ではそういうことで。」
イプシロンは言った。
僕たちは液体化してひとつのまとまりになった。
---
「さて、ポチいくか。」
僕は言った。
「俺のご主人が人外になってた犬について。」
ポチは言った。
「まぁ、運命のいたずらかもしれないが、これはこれで楽しいよ、魔法とか使えないし、人並みに成長を楽しめないのは残念だけどね、普通ならスキルアップとか、世界の声! とか楽しいけど僕の体の構造自体が未知なので世界の声もあんまり聞こえないし。」
僕は言った。
「まぁ、ご主人の失敗のおかげで俺は強くなれた。」
ポチは言った。
「分身が面白くて使ってたけど、魂強化ができるなら、一人でも叩けるようになれるかな? 」
僕は言った。
「ご主人は強いぜ、運命に選ばれた人だ。」
ポチは言った。
「さて、オーク狩りといきますか! 」
僕たちはオークを狩り始めた。
どうやら分身して擬態するよりも、単体で擬態したほうが強いらしい。
さっきのオークのおかげもあってか、スライム並の強さは得ているので、しばらくは単体で狩りを続けた。
狩りは分身してなかったがうまくいったのだ。
というより、ポチだけでもすごく強いから僕の強さなんて誤差範囲なんですよねー。
おめでとう! ネズミ4匹くらいの強さからスライム1匹くらいの強さになったよ!
魂を頂くのも慣れてきた。
途中オークが落とした棍棒などのドロップ品は杖の中に収めた。
そしてオークを10匹倒した後僕のステータスを確認しようと思った。
「えーと、初めてだけど、ステータス! 」
僕は叫んだ。
HP ?/?
MP 0/0
体力 4
魔力 4
素早さ 4
腕力 4
魅力 4
運 4
スキル
なし
どうやら同じ生物の魂の摂取でも能力は上がるようだ。
初めて吸収する魂のほうが効果は大きいのだろうか?
僕は、スキルを覚えてない。
スキルを覚えてるモンスターを吸収すればもっと強くなれるのだろうか。
この世界の声が対応してない僕の保有魂についての記載をしてほしいのだがこれは頭の中で覚えるしかないのか。
すると水色の天使がやってきた。
美しい長い髪に青い髪の天使に似た顔。
だが少し気の強そうな顔をしている。
「どうも、世界の声なんですがあなた仕様にアップグレードしておきました。」
そういうと愛想なく去って行った。
とりあえずもう一度叫んだ。
「ステータス! 」
名前:エックス
種族:なり損ない or 未知
HP 20/20
MP 0/0
体力 4
魔力 4
素早さ 4
腕力 4
魅力 4
運 4
スキル
分身 魂と魂コアと体を分割
合体 魂合体
液体化 体を液体化
変質魂 世界に合わない魂 互換性を持たせるのに苦労しました。
複合技リスト
液体分身 液体化した自分から分身を作る
魂吸収 魂単体ならば合体をして吸収ができる。ただし吸収された魂のコアは死んであの世へ行く。
僕はこれを見て感動した。
「ありがとう! 」
僕は叫んだ。
するとなにやら手紙が落ちてきた。
この世界の声をビルドしてコンパイルするのに非常に苦労しました。
我々の関与できて、許可のある命令文とあなたの魂のデータとの互換性を取るのに苦労……。
何言ってるのかわからないので読むのをやめた。
「鑑定とかできないのかな? 」
僕は言った。
<< 鑑定 スキル の レベル が 足りません >>
と表示が出た。
なるほど持ってないスキルだからレベル0扱いか。
「そういえば、魂コアとあったけれど、一応今の僕が通常だよな、分身してる時は僕の一番大事な魂の中枢が分裂してるわけか。」
納得したようで納得できなかった。
「とりあえず、ご主人よ、スキルっていうのは後から覚えれるのもあるもんだぜ。」
ポチは言った。
「じゃあお前何か教えてくれよ。」
僕は言った。
「じゃあ吠え方教えてあげよう。」
ポチは言った。
「いいな! 」
僕は、ポチに吠え方を教えてもらうことにした。
「匂いが重要だが吠え方次第でカバーできるものだ、アオオオオオン。」
ポチは吠えた。
「おお、だけど怖くないな。」
僕は言った。
「当たり前だ、今のは仲間への合図や自分の感情を伝えるの時に使うのだ。」
ポチは言った。
「じゃあ他のも。」
僕は言った。
「バウウウウウ。」
ポチは吠えた。
「これは怖そうだな。」
僕は言った。
「ああ、敵意丸出しだ。」
ポチは言った。
「じゃあマスターさせてもらうぜ、アオオオオオン。」
僕の声帯はどうやら人間とは違うらしくポチ並の高音を出せた。
「うまいじゃないか、いくぞ! 」
ポチの授業を続いた。
---
「立派な飼い主になったな。」
ポチは言った。
<< スキル シャウト Lv1 を 獲得しました。>>
そんな表示が出た。
「アオオオオオン。」
僕は嬉しさで吠えた。
「正直うっさいから、口でいいよ。」
ポチは言った。
「なんのために覚えたんだっけ。」
僕は言った。
「使えるときが来るまで温存じゃね? 」
ポチは言った。
かなり肩の力を抜いて書いてる作品ですが見てくださってありがとうございます。




