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天界では

天使達は、転生時の処理の映像を見ていた。


「やはり、処理が分散したことによって、エックスが生まれたんだな。」

赤色の天使は言った。


「大半が犬の方へいってるため、むしろ転生時の処理は犬に行われてエックスさんに少し漏れたっていう感じですね。」

光だけの下級天使は言った。


「転生時の大事な肉体生成処理ができてないために肉体が魔力だけの液体になったのかもしれない。」

じじいの天使が言った。

このじじいただの天使と侮ることなかれ。

一番強い天使なのだ。


「この強烈な精霊が世界を救えばかなりの物語エネルギーとなるんじゃないんですか。」

水色の髪を持った長い髪の少女の姿で青色の天使と姉妹であった、水色の天使は言った。


「復活のできてない神が起こしたということは考えられないか。」

黒色の天使は言った。

黒色の天使は男で暗殺者のような見た目だった。


「なるほど、ならば騒ぐほどじゃなかったんだな。」

赤色の天使は言った。


「なんか現実逃避な気がしますが、あとはお任せといった方向で。」

青色の天使は言った。


「擬態能力と収納能力を持つ杖は、初めてみた、これは奇跡だろう。」

水色の天使は言った。


「だが彼らには能力上昇が見込めない、どうにかして彼らが強くなる方法を探さなければ。」

じじいの天使は言った。


「擬態能力を使えば、能力上昇は見込めるはずだ。」

黒色の天使は言った。


「多くの上級の魔物がそうだったように、能力までも手に入るならばそうだろう。」

じじいの天使は言った。


「こうなったら、いっちょ賭けと行くか。」

赤色の天使は言った。


「どういうことだ? また何か悪いことでも。」

黒色の天使は言った。


「これ以上私たちの力で何かを与えるのは厳しい、不死をつけるだけでも相当疲労した、ならば堕天使を利用すればいいんじゃないか。」

赤色の天使は言った。


「なるほど、奴らが協力してなり損ないのために強化儀式をするとでも? 」

黒色の天使は言った。


「私が思う限り、液体と分身能力とあの杖の魂の収集能力を応用すれば。」

赤色の天使は狂喜的な笑いを見せた。


「堕天使とはいえ、天使だぞ!? お前まさか、成り損ないの力の為に吸収させるというのか? 」

黒色の天使は言った。


「堕天使が協力してくれれば、私たちは毎日物語のために大変な思いをせずに済んだ! これは当然の報いだ。」

赤色の天使は言った。


「しかし、元人間で成り損ないにそこまで力を与える必要があるのか。」

水色の天使は言った。


「不死の儀式の提案といい分身の受け渡しといい、あなたの提案には何か裏がある気がするね。」

青色の天使がいった。


「そういえば、そうだ、何かたくらんでおるか? 」

じじいの天使は言った。


「あの成り損ないは奇跡の産物といってもいいくらいの出来だ、これは神が起こしたに違いない、あいつを使えば天界は昔のように復活する。」

赤色の天使は言った。


「まさか連れてくるのか? 天界には天使以外入れない。」

黒色の天使は言った。


「正気なの? 」

青色の天使は言った。


「正気で天使ができるか、まぁ邪魔するってなら、容赦はしない。」

赤色の天使は言った。



成り損ないの道に天使が考えた手段。

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