035 御前試合(前)
御前試合、当日。
数日前から浮足立っていた王都だが、当日ともなるともはや狂気的と言っていいぐらいの熱狂が王都全体を包み込む。熱狂に浮かされた人々が上気した頬を晒して闘技場へと集うのを、窓辺に座ったジョアンは頬杖をついて眺めていた。
御前試合に出場することは多くの騎士の憧れで、たとえ団体戦のうち一人でも出られるだけでとんでもない栄光だ。そんな御前試合に自分が抜擢され、しかも団体戦ではなく、ミゲルとタッグを組んでもう一組の騎士と2対2の特別戦をするのだと知らされた時、どれほど嬉しかったことか。
しかし、今やそんなものはただの夢まぼろし。父によって屋敷に閉じ込められたジョアンには、御前試合に出場することなんてできるはずもない。いつも顔を見せにくるミゲルも、今日は他の騎士と組んで試合に出るのだろう。
だから今日、彼はこんなところに来るべきではないのだ。
「⋯⋯ジョアン」
先ほどから背後に彼が立っていることには気がついていた。声をかけなかったのはただの意地だ。
足繁く通って、退屈しないようにと菓子や本を差し入れてくれるくせに、ジョアンが本当に望んでいることは叶えてくれない相棒。
こんな大事な日にまで顔を出してくれたことを、素直に喜べるほど単純にはなれない。
「やっとここから出してくれる気になった、とか?」
「残念ながら」
「だろうと思ったー」
ため息と共に振り返り、ジョアンはミゲルを見やる。
糸目のせいで考えていることが分かりにくいと言われる彼だが、ずっとバディを組んできた自分には分かる。今の顔は、申し訳なさ半分、まだ諦めていないのかという呆れが半分だ。
「本当なら、今頃アタシも試合に出れたのに⋯⋯」
「⋯⋯出れたところで新人だ、何戦も残れない」
「それでも、頑張ったことに意味があるんだよ! 今のアタシには、頑張る権利さえ貰えないんだから」
淡々としたミゲルの物言いにカッとなって、思わず言い返してしまう。言い終わってからハッとして、ジョアンは感情をぐっと堪えて視線を逸らす。
分かっているのだ、こんなのはただの八つ当たりだと。ジョアンだってミゲルに苛立ちをぶつけたり、恨みたいわけじゃない。本当に恨めしいのは、自分を家に閉じ込めている父と、父に何を言われたのかジョアンに謹慎処分を言い渡した上層部ぐらいだ。
だけどそれでも、どうしても苛立ってしまう。
──いいよね、ミゲルは試合に出れて。アタシと違って、ずっと騎士になりたかったわけでもないのに。
そんな汚い僻みや嫉妬が胸を突き破って、彼に襲いかかりそうになる。友達で、戦友で、誰よりも信頼している相棒なのに。
俯いて、「ごめんね」と掻き消えそうな声で謝ると、「気にしなくていい」とやはり淡々とした声が上から降る。きっとそう言ってくれると分かっていた。こんなずるい自分は嫌なのに、どうして。
気持ちを整えるため深呼吸して、ジョアンは顔を上げる。そうしてなるべく明るい笑顔を作り、口を開く。
「こんな日までアタシの様子見に来なくていいよ。ミゲルも早く行きなよ、出場するんでしょ? 遅刻しちゃうよ?」
「僕は出場しないよ」
「⋯⋯は?」
目を見開いたジョアンに、ミゲルはうっすらと笑みを浮かべて、「今日はいい天気だね」と言って窓の外に視線を向けた。
◇◆◇
その頃、御前試合が行われる闘技場では、地上も地下も、とんでもない人の数でひしめき合っていた。
闘技場は、観客席のある華やかな地上と、その観客に出す料理を準備するための厨房などの施設や控室が内蔵された地下に分かれている。王都に住む人々だけでなく試合を見るために各地から訪れた人々を収容できる地上の観客席の広さもさることながら、その表舞台を支える裏方である地下こそが闘技場の真の姿であると言っても過言ではない。建設が完了した当時、地下の様子を目の当たりにした国王は「まるで第二の王都があるようだ」と言ったほどである。
そんな第二の王都の厨房の中では、支給されたエプロンと頭を覆う頭巾をつけた女性たちが朝から忙しく駆け回り、各々の持ち場を切り盛りしていた。日頃からここで働いている者もいれば、この日のために臨時で雇われた者もいるが、その誰もが等しく額に汗を浮かばせて働いている。
当然、臨時の日雇いとしてやって来た灰髪の少女──アリソンもまた、その一人なのであった。
「お疲れ様、アリスちゃん! そろそろ交代が来る時間だから、先に休憩に入っていいよ」
「わっ、ありがとうございます! お先に失礼しますね」
厨房のまとめ役をしている年配の女性に肩を叩かれたアリソンは、軽く頭を下げて廊下に出る。
廊下では、ちょうど地上へ料理を配り終えた給仕係が降りてくるところで、その集団の中に見慣れた黒髪を見つけたアリソンは「ラズ!」と声を張り上げて彼女を呼ぶ。
地上の熱狂が地下まで地鳴りのように響いているため、そうでもしないと声が通らないのだ。
「あら、お疲れ様。あなたも休憩に入ったところ?」
「もってことは、ラズも?」
「ええ、ちょうど交代に入るところよ。着替えたらすぐに上へ行きましょ」
「はい!」
ラズはアリソンが頭を覆っていた頭巾を脱ぐのを手伝い終わると、自分のヘッドドレスも脱ぎ捨てる。給仕服は厨房の制服に比べると人前に出るためか洒落た格好ではあるものの、ラズにはあまり似合っていない。給仕にしては無愛想に見えるそのすまし顔のせいだろうか。
さっと周囲に視線を向けて作業員用の部屋に入ると、ラズは給仕服を、アリソンはエプロンを脱ぐ。一人一人に与えられた引き出しの中に制服を仕舞うと、二人は無言で連れ立って地上への階段を歩き出す。途中で他の作業員と出くわすこともあったが、特に見咎められることはない。ここで働いている者にとって、休憩時間にこっそり地上の試合を覗きに行くのは暗黙の了解だからだ。
「そういえば、どうして私は『偽名』なのに、ラズはラズのままなんですか?」
ふと気になり、地上から轟く歓声の合間に聞くと、ラズは肩をすくめて答える。
「だって、あたしをラズって呼ぶのは王都じゃあなただけだもの」
「⋯⋯えっと、どういう意味ですか?」
「『ラズ』はイグニスがつけてくれた名前だから」
言われてみれば、とアリソンはセネカによって閉じ込められた悪夢のことを思い出す。あそこで見せられたラズの記憶の中では、彼女は「ラズ」ではなく、何か別の名前で呼ばれていた気がする。ただし、彼女にとってよほど不快な記憶だったためか、名前の部分は雑音が被せられたように酷く不快で耳障りな音に遮断されて、うまく聞き取れなかったけれど。
「そっか⋯⋯うん、ラズによく似合ってると思います」
「ええ、あたしも気に入ってるわ。あたしの宝物よ」
そんなことを話していると、もう地上へはあと数段というところまで登ってきていた。地下まで届いていた歓声が、その比ではないほど大きな熱狂を伴って耳をつんざく。
「鼓膜が破れないように気をつけてね。毎年誰かしらが治療院に運ばれていくのよね」
「ひぇっ⋯⋯」
「なんて、冗談よ。鼓膜が破れても、地下に癒し手の人が控えてるから治療院まで運ぶ必要はないわ」
「そ、そうですよね! じょうだ⋯⋯待ってください、鼓膜が破れるのは冗談じゃないんですか⋯⋯?」
「⋯⋯」
「⋯⋯えっ、ラズ? な、なんとか言ってくださいよー!?」
なんとかラズから返答を引き出そうとするが、彼女は黙ったままふっと微笑むばかりで。
その笑みが意味するところが分からず、「冗談ですよね?」ともう一度問うたが、彼女は最後まで沈黙を守り続けたのだった。
◇◆◇
──御前試合には出場しない。
そんなたったの一言で人を青天の霹靂にさらしておきながら、当の本人は天気がいいなどと言っている。
聞き間違いかと思った。いや、聞き間違いであって欲しかった。あまりの驚きに固まっていると、何が面白いのかミゲルの顔にうっすらとした笑みが浮かぶ。
まさかと思うが、こちらの反応を面白がっているんじゃないだろうな──そんな苛立ち紛れの疑いが顔を出した頃、ようやくミゲルは理由を口にした。
「君以外とバディを組む気はない。だから、棄権した」
「な⋯⋯っ! 本気で言ってるの!? 御前試合に出れるのがどんなに栄誉のあることか、知らないはずないでしょ!?」
「栄誉よりも大事なものはあるよ。君も知っているはずだ」
「⋯⋯っ。そういう言い方はずるいよ⋯⋯」
目頭が熱くなり、再び俯いてしまうと、目の前に立っていたミゲルがしゃがんで見上げてくる。同じぐらいの背丈の彼に、下から上目遣いで見上げられるのはなんだか新鮮だ。
泣き顔を他人に見せるのは嫌だったけれど、ミゲルならいいかとジョアンは思い直す。どうせもう既に散々、彼には情けない姿を見られているのだから。
「⋯⋯ジョアン。君が閉じ込められて、気が参ってるのは知ってる。だから今日は、提案があってきたんだ」
「提案?」
訝しげに聞き返すと、ミゲルは強く肯定するように頷いてみせる。
「勇者様に接触しないこと。それを約束してくれるなら、誰かと一緒の時には外に出られるよう君のお父さんを説得するよ。この条件なら彼は飲むと思う」
「⋯⋯それってつまり、勇者様に近づかないで、なおかつ監視付きなら外に出ていいってこと?」
「そうなるね」
おそらく、彼は本当に文字通り「ちょっとした外出」を叶えようとしてくれているのだろう、とジョアンは思案する。
これが実はジョアンを外に出して、勇者のところまで連れて行ってくれる──なんて作戦だったら素敵だけれど、彼の性格上、それはないだろう。そう考えたジョアンは、少し頭の中で状況を整理してから口を開く。
「⋯⋯監視の人、ミゲルがいい」
「うん」
「それと⋯⋯試合、見に行きたい。絶対に勇者様には近づかないって約束するから、お願い」
二つ目のお願いに、ミゲルは少し困った顔をして見せたが、それは上辺だけのものだ。
ジョアンがミゲルを知っているように、ミゲルもジョアンを知っている。御前試合のある今日に外に出られるとなったら、ジョアンが行きたい場所はただひとつ。それを分からない彼ではない。そして、分かった上で提案してくれたのならば、彼は叶えてくれるはず。
果たして、ミゲルはやはり逡巡するような様子をしながらも、「分かった」と了承してくれた。
「それも含めて君のお父さんを説得しよう」
「やったぁ! ありがとう、ありがとう、ミゲル!!」
「でも、あまり僕から離れないで。君に何かあったら、君のお父さんに半殺しにされるから」
「えー? パパはそんなことしないよ」
そんなに娘が大事なら、どうして鳥籠の中に閉じ込めるような残酷な真似ができるはずない。そう思ったからこそ、ジョアンはミゲルの不安を笑って否定したのだが、彼は曖昧に笑うだけでジョアンの言葉に同意してはくれなかった。
◇◆◇
「わあ、すごい人ですね! 何も見えない⋯⋯ラズは何か見えますか?」
「アンタにも見えないのに、あたしに見えるわけないでしょ。身長差を考えなさいよ」
人の多さと、その密度の高さに驚くアリソンの手を引いて、ラズは慣れたように人の波をうまく掻い潜って進んでいく。ラズはどうやら身長差を気にしているようだけど、彼女はいつも踵の高い靴を履いているから関係がないのに、とアリソンは黒いつむじを見ながらぼんやりと思う。
人をかき分けて進む彼女が選んだのは給仕係が通るために開けられた通路の脇だった。座る場所もないが、立つことはできる。また、給仕係が通る場所のため他よりも観戦者が少なく、ここなら座っている人たちよりもゆったりと試合を見ることができそうだった。
「ラズって、こういうところを見つけるのが上手いですよね。猫みたいです」
「猫? ⋯⋯ああ、猫は涼しいところを見つけるのが得意だって言うものね」
そんな会話を交わしながら、遥か眼下の試合の様子を見る。豆粒のような大きさの騎士たちが、敵味方入り乱れて戦っている最中だ。どうやら団体戦らしい。
「ふうん、あれが最近の騎士団のレベルなのね。あ、オペラグラス使う? 遠くの方が見えるわよ」
「あ、ありがとうございます、そんな便利なものあるんですね! ⋯⋯でも、どこにそんなものをしまってたんです? ポケットとかなさそうなのに」
「あたしは暗器使いだもの。どこにでも道具はしまえるのよ」
悪戯に微笑む彼女からオペラグラスを受け取ったアリソンは、初めて見る道具を手に取って目に当てる。確かに、肉眼では豆粒ほどだった騎士たちの戦いがさっきよりもよく見えた。命のやり取りをしていないとはいえ、騎士たちの戦いには気迫の迫るものがある。
「ドワイトはいつ出るんでしょうか」
「大方最後の試合でしょ。今日の目玉を早々に出すとは考えにくいし」
「真打ちは最後に登場、ってやつですね?」
「ええ、そうね。次、貸してくれる?」
「もちろんです! 元々ラズの物なんですから、遠慮なく使ってください」
オペラグラスをラズに返し、アリソンは空いた手を目の上に当てて日差しを遮る。こんな暑さの中で熱狂に浮かされたら、鼓膜が破れるよりも前に倒れてしまいそうだ。周りの観客ほど熱くはなれないおかげで命拾いしているのかもしれない。
ふいに、オペラグラスを通して試合を見るラズの唇が弧を描く。どうしたのかと視線だけで問うと、オペラグラスから顔を離した彼女は笑いながら耳打ちしてくる。
「あそこで戦ってる騎士たち、型にはまった動きしかしないのよね。ワンパターンというか⋯⋯アンタ一人で相手にしても勝てるんじゃないかしら」
「ええっ、流石に人数が多すぎませんか?」
「あら、あたしはお世辞なんか言わないわよ。どう、今からでも飛び入りで参加してみる?」
悪巧みするような顔をしたラズに、目をぱちくりさせてアリソンは首を傾げる。
「わっ、いいんですか?」
「⋯⋯冗談よ」
分かってて言いました、と答えると軽く肘で小突かれる。まるで猫のじゃれあいだ。
ラズの言葉を受けてよくよく試合を見てみると、確かに騎士たちの動きは一定の規律に沿ったものに思える。よく言えば泥臭さのない洗練された戦いだが、悪く言えば、ラズの言ったように型にはまった動きだといえるだろう。動きのパターンを掴めば、戦いやすいかもしれない。
騎士たちが互いに一歩押したり押されたりする度に周囲から歓声が上がる。その熱量が少し眩しい。
敵情視察にきたアリソンはそこまで試合に熱くはなれないが、神父の語る英雄譚に目を輝かせていた幼馴染はきっと大層喜んだに違いない。
「ここが穴場だってことに周りも気づき始めたわね⋯⋯人も増えてきて見えにくいし、向こうの方に移動しましょ」
「あっ、はい」
ラズに手を引かれながら、アリソンはもう一度だけオペラグラスを持ち上げる。
──ジョアンも、どこかでこの試合を見ているのだろうか。あるいは、あの中に混じって戦っているのだろうか。
そう思ってじっと騎士たちを見つめるが、あの茶色い飛び跳ねるような髪はどこにも見当たらなかった。
◇◆◇
「わあーっすごい人! 全然前が見えないっ!」
「⋯⋯君、こういう人の集まる場所が好きそうだと思っていたけど、本当に好きなんだね」
「あれもしかしてミゲルは苦手?」
「正直に言うなら、今すぐ部屋に帰って本を読みたい」
即答したミゲルに、ジョアンは「アタシのせいでごめんね」と苦笑する。
「でも、連れて来てくれて嬉しいからもう少しだけ付き合って欲しいなー⋯⋯なんて」
「⋯⋯今日はそのつもりで覚悟を決めて来たから大丈夫」
「さっすがミゲル! ねえ、もうちょっと前に行けないかなぁ? ジャンプしないと試合が見えなくて」
「それならこっちにおいで」
「え? でもそっちは貴賓席じゃ⋯⋯」
「大丈夫」
僕を信じて、と言って、彼はジョアンの手を引いて歩き出してしまう。いつもはこんなことしないのに、どうしたんだろう。初めて見るミゲルの姿に、ジョアンは目を丸くしながらも大人しく引かれるがまま歩いていく。
手を繋いだのは、はぐれないようにするためなのか、それとも逃げられないようにするためか、それとも。
思っていたよりも大きい相棒の手に、なんだかドギマギしてしまう。変な話だ、手のひらなんて見慣れたもののはずなのに。
なんとなく視線を横に逸らすと、ふいに群衆の中を灰色の何かが通り過ぎていく。
灰色。
灰を被ったような頭の──
「ッ、待って! 待って、アリソンッ!!」
咄嗟に考えるより前に体が動いていたが、必死の声は人の波にワッと湧いた歓声にかき消され、伸ばした手は人の波に阻まれ。
まるで幻だったかのように、夢にまで見た灰色はあっという間にジョアンの視界から消えてしまった。
◇◆◇
「どうしたの、立ち止まって」
「あっ、いえ⋯⋯」
一瞬、名を呼ばれたような気がして振り返る。けれど、そこにあるのは試合に熱中する群衆のみで、周囲の人間の名前を呼ぶ暇のありそうな人はどこにもいない。
きっと気のせいだったのだろう。風のいたずらに違いない。
「いえ、ちょっと呼ばれたような気がして⋯⋯でも気のせいだったみたいです」
「そう? まあ、これだけ人が多ければ同姓同名の他人がいてもおかしくないし、どこかのアリソンが呼ばれてたのかもしれないわね」
「あっ、確かに⋯⋯そんなに珍しい名前でもないですしね」
運よく前の方に空いている場所を見つけた二人は、誰かに取られる前にサッと体を滑り込ませる。元々立っていた人が休憩などで移動したのなら少し悪い気もするが、指定席でもないので大目に見てもらいたい。
『それでは皆さま、お待たせいたしました! 今から勇者御一行の気高き英雄の一角にして、伝説の騎士であるドワイト・ダーモット様の試合が始まります! 対戦するのは今回のために特別に調教した魔物、巨大タランチュラです!』
魔術で声を大きくしているらしい司会役の言葉に、会場が大きく震える。誰もが待ち望んでいた試合が始まるのだ。
「ここからが本番と言ってもいいわね。ドワイトの実力をしっかり見極めてやりましょ」
「はい⋯⋯!」
出場者のためのゲートが開かれ、ドワイトと思しき重騎士と、彼の身長を遥かに越えた蜘蛛のような魔物──巨大タランチュラが出現する。
それぞれの思いをのせて、試合開始の鐘が会場に響き渡った。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
次回更新日:8/28予定




