2/2
ふたりのなれそめ①
勉強が嫌い
運動も出来ない
社交性がない
小学校ではイジられ
中学校で劣等感に磨きがかかり
高校の時にはすっかり根暗に
進学する意欲もなく
正社員になる根性もない
高校卒業と同時のニート生活
当然親が許すはずもなくギリギリできる範囲だったスーパーの品出しバイトで一人遊びの為の金を得る毎日。
でもこういう人生も現代ではありがちだよね。
無職もフリーターも腐るほどいるし
と考えていた矢先
「あんた修行の旅に出なさい」
そう母親に告げられた。
「急にどうしたのよ」
「私がいくら説教しても聞かないみたいだから力押ししようと思って」
そうなのだ
当然、将来のことを全く考えていない僕はよく説教されていた。
「はいこれ持ってって」
だからと言ってこんな意味の分からんことをするかね?
「そこに着替えと旅に必要なものが入ってるから」
バイトがたまたま空いたからって
「明日の電車をもうとってあるから」
いきなり社会不適合者を外へ出すかね?
「一人で出かけて色々考えてきなさいな」
そんなこんなで
修行が始まってしまった。




