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#47 黒幕戦

「いいだろう。相手になってやる」

戦闘の火蓋が切られた。

「"暗雲締命"」

視界が黒に染まる。

「――なっ!?」

何も…見えない。

「大人しく引けばよかったものを」

何処からか、声。

「出てこい!」

「誰がのこのこ出ていくか。私の眷属で充分だ」

気配が、消える。

あの野郎…

「先輩!シフリス!どこですか」

「無事だよ!だけど…」

擬似的に、戦力を分断された。

「動かないで下さい!情報確認(パラメーターチェック)を使えば場所は分かります!」

シフリスに言われる。

遠くに反応が二つ。

先輩と、シフリス。

さらに遠く、大きな反応が一つ。

これは…ルナ。

あと、後ろに一つ。

誰かが近くにいる!?

感じたのは魔力だけではない。

殺気――

ブンッ

耳に入るは、空気が切れる音。

間一髪、避ける。

暗闇で、姿は見えない。

「誰だ!?」

返事も無い。

"眷属で充分だ"

あの声が脳に響く。

これは、人ではない何か。

そう確信した。

「よく分かったな。それは生物ではない」

また声だけ…

「つまり、仲間で攻撃して倒そうって魂胆ね」

先輩にも聞こえているようだ。

「ナカマなどではない。使い捨てのコマだ」

コマ…ね。

プラスに考えよう。

生物じゃないなら、ある程度の無茶はできる。

欠点は…

痛みも、疲労もないこと。

存在そのものを消さないと、戦闘は終わらない。

それは困る。

炎華爆発(エクスプロージョン)!」

先輩の声。

爆発――

咄嗟のガード。

瞬間、空気が爆ぜる。

ドォーン…

倒れた気配はない。

パァン!

発砲?

敵じゃない――

時空跳躍(テレポート)!」

同じ方向からの声。

やっぱりだ。

先輩とシフリスは一緒にいる。

なら問題はないだろう。

ルナの事?

きっとルナは、大丈夫だ。

信じているさ。

さて、僕がすることは…

敵は二体。

片方は先輩達がどうにかしている。

僕はもう片方相手するだけでいい。

ガキィン!

剣がぶつかる。

見えないから、情報確認(パラメーターチェック)でどうにかするしかない。

剣筋までは分からないから、そこは勘――

勘でどうしろってんだ。

運が悪ければ…

嫌な想像はよそう。

今は勝つことだけ考えて――

「ここだ!」

ザシュッ

当たるが…死なない。

弱点を探すしかない。

この暗闇で?

いくらなんでもムチャだ。

打開点は先輩達か…

弱点を見つけるか、暗闇を晴らすまで耐えるしかない。

ガァン――

危ない。

気を抜くと…殺られる!

いつ終わるか知れないが、生きるために耐えよう。



―――――――シフリス、先輩サイド―――――――

「連携でいこう。どうせ普通の攻撃はバレてるだろうし」

「そうですね。"監視していた"みたいな事も言ってましたし」

「じゃあいくよ。電雷双奏(エレキバースト)!」

単純な電気攻撃。

しかし、時空跳躍(テレポート)によって、神出鬼没と化する。

「電気も所詮は電子。移動は簡単です」

当たれば、拘束可能だ。

…当たらないな。

「相手も時空跳躍(テレポート)を使ってますね」

「やっぱり〜」

まぁそうだよね。与えられてもおかしくないもの。

「私の能力(スキル)がこんなモノに…不快です」

シフリスはとっても嫌そう。

同じ事されたら私も嫌かも?

「でも、打開はできます。スキルと言うのは性質上、持ち主(マスター)を離れると弱くなるんです」

「つまり、劣化版ってことでいいの?」

「その解釈で間違いありません」

「あ、だったら劣化点知ってる!」

一度戦った事がある。

あの時は確か――

"静止していないと使えない"だったはず。

そう白石君に言われた。

と言うことは――

電雷双奏(エレキバースト)

私の読みが正しければ…

魔力の反応。

出た!ゲート。

「早く銃撃って!」

シフリスに催促。

「あ、はい…」

パァン

放たれた弾丸は、そのまま突き進み――

ドシュッ

直撃。

「どうして避けないのですか?」

「劣化版時空跳躍(テレポート)は、動きながら発動出来ないんだよね」

「ああ、それでですか」

納得したようだ。

とはいえね…

消える気配はない。

「やっぱり弱点を探さなきゃ行けないの〜?」

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