偶然の出会い
「エントリーできましたよ、エルさん」
担任の先生が大会のエントリー選手の名簿と、何かの紙を持ってきた
「ありがとうございます」
申請してから三日。
エントリーが完了した
「戦闘方法は魔法でしたが、あとから変えたり追加できたりしますので。
これは禁止魔法です。しっかりと目を通しておいてください
使った場合失格となり、何らかの処分が下されます」
先生からその禁止魔法が書かれた紙を渡された
「あ、わかりました。これ以外なら使ってもいいんですよね」
「はい。それでは」
「あ、そうでした、エルさん」
「はい?」
「アズサさんのことですが…。絶対に見つけ出しますから」
「先生…」
……
アズサアちゃんが消えてから、犯人から音沙汰はなく、学校が捜査しているそうだが
手がかりはないそうだ
「ねね」
「ん?」
「君も大会出るの?」
一人で考え込んでいると、目と髪が赤色の男子が話しかけてきた
「え、うんそうだけど…」
「ほえー、君みたいなかわいい子がねぇ…」
「まぁ、色々あってね…」
「ふーん。おれもでるんでよね♪もし当たったらよろしくー。」
「うん…」
「そ・れ・で!君の戦闘スタイルは何?」
「魔法だけど…」
「お!いいねー。おれは剣!二刀流なんだぁ」
「そ、そうなんだぁ…」
「んで、なにかあったの?」
「え?」
「あれ?ちがった?なんか元気ないように見えたから…」
「そっか…。」
「さっきの色々に何か関係があるのかな?あ!そろそろ行かなきゃ。じゃ、また大会で!」
そのまま男の子はどこかに行ってしまった
学校近くの市場
はぁ、気晴らしに市場に来るのも悪くないな
「誰かーーーーー!!!そのクソガキを止めろー--!泥棒だー---!!!!」
にぎやかな市場に、男の声が響き渡る
泥棒!?!?
どこだ!?
「ほらほらー。どいてどいてー♪」
聞き覚えのある声
「君は…」
「お!久しぶりー!」
そこにいたのは、さっき会ったばかりの男の子だった
「何やってるの!?」
「泥棒したから逃げてるの」
「そりゃわかるけど…」
「…こっち来て♪」
「えっちょ」
腕を引っ張られそのままっ路地裏まで連れてこられてしまった
「ふー。つかれたぁ」
「ちょっと!なんで泥棒なんかしてるの!」
「ふふ、色々あってねー」
「…その盗んだ宝石、どうするの?」
「いろーんなことに使う」
「高そうだけど…。ばれたらまずいんじゃないの?」
「いいのいいの!それより、自己紹介がまだだったね。僕の名前はベニ
よろしく!」
「私はエル…って何自己紹介してるの!もう自分で何とかしてね」
「おっけー」
そういってベニはまた走っていった




