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【共生魔法】の絆紡ぎ。  作者: 山本 ヤマドリ
3章・親善大使として親書を届けに。
79/286

大海の加護を。

 全ての力を出し尽くして倒れたダグラスに俺とエリアが慌てて近づくと、すでに意識が朦朧としているのか息も絶え絶えで今にも呼吸が止まるんじゃないかと言う様な状態だった。


「エリア、急いでダグラスに回復魔法を掛けてやってくれ!」

「は、はい! ダグラスさんしっかりして!」

「す、すまねえ……」


 エリアの回復魔法のおかげでダグラスの荒々しかった息も少しは安定して来たが、それでも腕からの出血が酷かった為予断を許さない状態だった。


 ダグラスの治療が行われている周りでは、ゴブリンロードの強化バフが切れたジェネラルやウォーリア達が、魅影達によって次々と討伐されていた。


「やああああ!!」

「グゲ!!」


 ゴブリン達は何とかなりそうだが、ダグラスが出血多量の影響でいつ死んでもおかしくない状態だが、この世界で輸血なんて期待出来るはずも無い。

 その為今はエリアの回復魔法に期待する事しか出来なかった。


「ダグラスさん、気をしっかり持って!!」


(ダグラス……)


 じっと治療され続けるダグラスを見ていたメリムの体が急に光り始めると、段々と小さくなり紫の長い髪を持つ大人の女性へと変わりダグラスの横に座っていた。


「メリム……なのか?」


 俺がその女性に名を尋ねると小さく頷き、メリムは無言で自分の額とダグラスの額を合わせた。


「メ、メリム、お前何を……」


 すると2人の合わせた額部分が光り出したが嫌な光では無く、むしろ神々しく感じる光だった。


「この光りは一体!?」


 しばらくするとその光も収まった事でメリムが離れたのだが、今度はダグラスの頭を太腿の上に乗せて膝枕をし始めた。


「メリムさっきの光りは一体……。 それにダグラスの顔色が良くなって来ているけど、何かしたのか?」

「えぇ……、私の生命力を分け与えました。 これで危険な状態は脱する事が出来ると思いますが、念の為そのまま治療を続けてください」

「は、はい!」


 エリアはメリムの言葉を素直に聞き入れて回復魔法を掛け続けていると、気絶していたダグラスが薄っすらと目を開けた。


「う……、ここは……。 そうだ、俺はゴブリンキングと打ち合って……、うぉぉ! あんた誰だ! それに何で俺はこんな美人に膝枕をされてるんだ!!?」


 目を覚したダグラスは、何故自分が膝枕をされているのか状況が理解出来ずに慌てふためくばかりだが、先程まで出血多量で死にかける程戦い抜いた男でもさすがに貧血には勝てない様で、そのままメリムに膝枕をされる形で横になるのだった。


「くっそ! 立ち上がれねえ……」

「ぷ!」


 戦場も大分落ち着いて来たが膝枕をされる姿を皆に見られるのはさすがに恥ずかしいらしく、ダグラスの顔が真っ赤になっていた。


「てめえ共也、室生! 笑って無いで助けろ! そもそもこの女性は誰なんだよ!!」


 ダグラスの焦る顔が面白くて膝枕をする人物の名を教える事を引き延ばそうかとも思ったが、徐々に視線が鋭くなって来たので大人しく答える事にした。


「悪かったからそう睨むなって。 お前に膝枕をしている紫の髪を持つ女性は、海龍のメリムだよ。 変化の術を使ったのか分からないけど、気付いたらその恰好になってたんだ」

「は? メリムって、さっきまで海の中に居た、海龍の?」


 ダグラスが呆然とした顔でメリムを見ると、彼女は優しく微笑んでいた。

 そんなメリムの笑顔を見たダグラスは、頬を染めて視線を逸らしてしまう。


「ダグラス……、お前が体を張って守ってくれたお陰で沢山の命が助かった……。 私がそなたに報いる事が出来そうな事と言えば【大海の加護】を与えるくらいしか出来ないのだが、それで許してくれるか?」

「メリム……」

「何だ? 大海の加護では不満だったか?」

「いや……。 そもそも大海の加護って何だ?」

「まずはそこからか……。 お前に与えた大海の加護とは、お前に掛けられた状態異常を全て無効化する事が出来るスキルだよ」


――――――――――――――――――――――――――――――――

【名前】

・ダグラス=相馬


【性別】

・男


【スキル】

 ・両手武器

 ・身体強化

 ・大海の加護(全状態異常無効)


――――――――――――――――――――――――――――――――


「それって凄く強いスキルだな……、それは他の奴らにも授ける事は出来ないのか?」

「すまないが、それは無理なのだ……。 大海の加護とは私達が命を分け与えても良いと思える人物にのみ授ける事が出来るスキルだからな……。 お前のようにな」

「だが……。 俺はお前の首を切り裂いて……」


 メリムは自分の首に付けられた傷を触るが、ダグラスを憎むような視線を向けてはいなかった。


「そうだな……。 この傷の影響で私もそれほど長く生き続ける事は出来ないだろう……。 だが、お前を恨むような事は絶対に無いから安心してくれ」


 メリムは優しく微笑むと、膝枕をしているダグラスの額を愛おしそうに優しく撫でていた。


「なら何故、俺なんかに生命力を分け与える真似をしたんだ……。 大海の加護のスキルを俺なんかに渡さなければ、お前はこれからも生きて行けたかもしれないじゃないのか?

 それなのにお前の首に傷を付けた本人にスキルを授けるだなんて……」


 ダグラスが涙声でメリムの行為を非難しようとしていたが、当の彼女は困ったように薄く笑っていた。


「ダグラス、私達海龍達は何よりも子供達を大切にする。 それが自分が生んだ子供で無くてもな。

 そんな私達が大切にしている子供達が攫われ、そして卵がこの国に運ばれた事を知った私達は皆の力を結集して、この国そのものを滅ぼそうと考えていたんだ。

 だが、お前達みたいに他種族の子供であっても、命を懸けて守ってくれる奴もいるのだと気付かされた                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 瞬間に、お前達の事を憎めなくなったよ……」


 メリムは自分の死を受け入れているのか、ダグラスと別れる事を惜しんでいる様な雰囲気をだしていた。


「メリム……。 俺は……、そうだ! エリア嬢、俺の体調も大分安定したから、メリムに回復魔法をかけてみてくれないか?」

「それは構いませんが、大丈夫なのですか?」

「俺はもう大丈夫だ! こうやって意識もハッキリしてるし貧血だけは魔法で治せないんだろ? だからメリムに回復魔法をかけて上げてくれ!」


 エリアはまだ完全に治り切っていないダグラスの治療を中断してもいいのか悩んでいる様子だったが、当のダグラス本人が希望している上にあまりにも真剣な目を向けて来ていたので頷いた。


「分かりました。 ダグラスさん、まだ治療は途中までしか済んでいないので動かないで下さいね」

「分かった……。 エリア嬢、メリムの事頼んだ」

「ふぅ……。 メリムさん、では治療を開始します」

「あぁ。 頼む」

「【ヒール】」


 エリアが回復魔法を発動するとすでに見慣れた緑色の光りがメリムを包み込むが、いつも俺達が見ている光りより遥かに弱く、しかも首の傷も全く回復していないようだった。


「な、何故回復魔法が……」

「やはりか……。 エリア嬢、あなたのせいでは無い。 恐らく多くの生命力を加護にしてダグラスに渡したから、回復魔法の効果が薄くなっているのだろうな……」

「そんな……」

「嘘だろメリム……」


 ダグラスがどうにか出来ないかメリムの仲間の海龍達に視線を向けるが、そうなってしまったら海龍達でさえどうする事も出来ない様で首を下げて項垂れていた。


「メリム。 お前はじゃあこのまま……」

「お前を助ける事が出来たのだ、私に悔いは無いよ」

「駄目だ! そんな事は俺が許さない!!」

「だが、この傷を治さない事には……」


 メリムは本当にこのまま……。 と皆が思っていると、今までずっと剣の石の中で静かに暮らしていたマリが光と共に急に飛び出して来た。


(きゅ~!)

「お前はあの時卵だった者か……。 そうか無事に誕生する事が出来たのだな……良かった。 それで急にどうしたのだ?」


 不思議そうにマリを撫でるメリムだったが、マリがヒレを必死に動かしてエリアに近づいて行くと、何かの魔法を発動すると回復魔法を掛け続けていたエリアの体が青い光に包まれた。


「え?え? マリちゃん??」


 そして、その魔法の効果はすぐに表れた。


「これは……。 あれだけ回復魔法を掛けて貰っても治る気配が無かった首の傷が塞がって行く……」

「マリちゃん、凄い!」

(きゅ~~!)


 どうやらマリが発動したのは《海流魔法》の様で、その効果は魔法に作用すると言う珍しい魔法で、術者の魔法に干渉して効果を高めるらしい。

 その為エリアの回復魔法に海流魔法を重ねた結果、生命力が枯渇しかけていたメリムに対しても劇的な効果が表れたのだった。


「メリム首の傷が……。 良かった……」

(きゅ~~!)


 エリアの回復魔法の光が収まると、そこには首の傷が綺麗に治ったメリムがそこに座って居た。


「加護を渡したのに生き残ってしまったな。 ふふ、恰好が付かないじゃないか」

「恰好を付ける事が出来るのも、生きてればいればこそじゃないか……。 今は生き伸びる事が出来た事に対して喜ぼうぜメリム」

「それもそうだな、ダグラス……」


 メリムはそう言うと、未だに膝枕をされて動けないでいるダグラスに唐突に口づけをするのだった。


「んん!? んーー!?」


 ダグラスは必死に逃れようとしているが体に力が入らない様で、暫くメリムからの口づけは続いた。


「ぷは! お前急に一体何をするんだ!?」


 彼女の濃密な口づけからようやく解放されたダグラスは、メリムに対して非難の声を上げるが彼女の口から出て来た台詞にまた皆が驚くのだった。


「いやな。 ここまで我々に対して良くしてくれたお前に加護以外の物もやろうと思っていたのだが、よくよく考えると私達海龍とお前達人間では価値観が少々違うと思ってな」

「そこから何で口付けする話しになったんだよ!?」

「金銭的な物は私達は持っていないからな。 だから私は考えたのだよ、お前が喜ぶものは何かと」

「だから、何でそこで口づけに」

「そうだ! 私自身をお前にやれば良いのだとな!」

「はあああぁぁ!?」

「要するにお前の嫁になってやるって言ってるんだよ!」

「は!? いやいやいやいや、嫁とかどうかとかは一旦置いておいて。 メリム、お前は子供がどうとかで俺達を襲って来たって事は、お前には旦那が居るって事だろ? 堂々と浮気宣言したらいかんでしょ!?」


 その口から出て来た言葉が気に食わなかったメリムは、ダグラスの頬を思いっきり捻っていた。


「いたたたた!」

「お前はさっき私が言った言葉を、ちゃんと聞いていなかったのか? 『私達海龍達は何よりも子供達を大切にする、それが自分の子供でなくてもな』と言ったのだぞ? 私はまだ未婚だ!」


 その俺とメリムのやり取りに喜んで話に割り込んで来た奴がいる、そう鈴だ。


「ダグラス結婚するの!? おめでと~!! いや~、いきなり結婚とはやるじゃない!! ぷ~クスクス!」

「てめ!!」


 鈴に散々煽られたダグラスは、鈴の頭に拳骨を落とす為に起き上がろうとするが、やはり血を流しすぎた体では力が入らず起き上がれない。


「鈴。 後でお前の頭に絶対拳骨ぶち込むから覚悟しとけ!!」

「物理で私の結界を超える事が出来たらだけどね~?」


 こいつ、後で必ず頭に拳骨を落としてやると心の中で誓うダグラスだった。


 そんなやり取りをしている中、菊流と戦っていたゴブリンジェネラル2匹が、横になって動けないでいるダグラスに目を付けると、菊流との戦闘を中止してダグラスを殺す為にこちらに突進して来た。


「ダグラス危ない、ジェネラルが2匹そっちに行ったわ!」

「くぅ! 俺は今動く事が出来ないんだ! 共也頼む止めてくれ!」

「ああ、任せとけ!!」


 俺に気付いたジェネラルの1匹が地面に刺さっていたダグラスの()()()()()()両手剣を手に取り、俺を排除しようとして剣を振り上げた。


「ぐ、げ!!」


 すると黒く染まった剣を振り上げたジェネラルは、そのまま動かなくなり白い灰となって散って行った。


「はぁ!?」


 その光景を見ていた俺達は一体何が起きたのか分からず暫く呆然としていた。


「共也! もう1匹のジェネラルを止めて!」

「しまった!!」


 あまりの出来事に呆然としてしまった俺の横を残ったジェネラルがすり抜けてしまい、ダグラスに突進して行った。


 間に合わない!と皆が思った時に何時の間に現れたのか、目をバイザーで隠した青髪の少女が、突進してくるジェネラルの前に立ち塞がった。


「カトレア、止めろ!」

「え? カトレア姫!?」

「ぐがあぁぁぁぁぁ!!」

「………………」


 もう俺達の位置からでは、もう彼女を庇う事すら出来ない!


 そう思ったのだが……。


「散りなさい。 ジェネラル」


 カトレア姫がジェネラルの横を高速で走り抜けると、ジェネラルは何故かそのまま走り続けると紫の煙となり消滅して行った。


「は? 今のはカトレア姫が?」

「はい、私がジェネラルを倒したんですよ。 共也さん♪」

「はぁ~~。 だから止めろと言ったのにカトレア……」

「何でですかお父様。 皆さんが危なかったのですから、こんな時くらい力を振るっても良いじゃありませんか!」

「俺は構わないんだが……。 お前の実力にここに居る全員がドン引きしているが、良いのか?」

「…………では見なかった事に!」

「出来る訳が無いだろう! 後で私の執務室に来なさいカトレア!」

「お父様の説教は長いんですから、遠慮しておきます!」

「そんな言い分が通る訳が無かろうが!! 良いからこれは決定事項だ!」

「ぶ~~~!!」


 ジェネラルの1匹を瞬殺した幼いカトレア姫にも驚いたが、俺達はダグラスの黒く染まった両手剣を持った瞬間に消滅してしまった場所を凝視していた。


「共也……。 一体どんな事が起きたらあんな死に方になるの?」

「俺に言われても分かる訳が無いじゃないか。 でも、似てる現象と言えばロードが死んだ時に似てたけど、俺達が何かしたって訳じゃ無いしな……」


 俺達は何故ジェネラルが消滅したのか分からずに悩んでいると、ある事に気付いたメリムがダグラスの黒く染まった両手剣を指差した。


「今気づいたのだが……。 ダグラスの両手剣は元々あの様な色だったか?」

「ん? ダグラスの両手剣……。 なあダグラス、メリムの言う通りお前の両手剣ってあんなに黒かったか?」

「いや……、どこにでもある鉄色の両手剣だったが……。 確かに俺の両手剣はあんなに黒く無かったはずだが……」

「鈴……悪いんだけど、結界術であの両手剣を持ち上げてみてもらっていいか?」

「むう、共也の言う通りこの中だとあの剣を触る事が出来るスキルを持っているのは僕しか居ないよね……。

 さっきあの剣に触ったジェネラルの死に方を見た後だと、触る事がちょっと怖いんだけど共也の言う通り触ってみない事には何もわかんないか……」


 俺に頼まれた鈴は結界で両手の形を作り、地面に刺さっているダグラスの両手剣も持ち上げようとしたのだが、結界が黒い両手剣に吸収されるようにして消え失せた。


「え……。 何だか結界術であの剣を持ち上げようとしたら、僕の結界が吸収されたんですけど?」

「なるほどな……あの黒い宝珠が砕けた時に噴き出た黒い煙の影響か?」


 その言葉に俺達はある一言が頭をよぎる……。


「……おいおい……ゴブリンロード関係で、しかも結界を吸収した事を考えるとまさか【暴食】のスキルが俺の剣に宿ったって事……か?

 鉄志の居るシンドリア王国は遥か遠くだってのにどうすれば良いんだよ……。 俺の両手剣が使えなくなっちまったじゃねえか……」


 ダグラスが自分の両手剣が使えなくなった事への悲しみの声を上げる中、メリムは俺達とは違う事を言い始めた。


「いや……。 もしかしたら、ダグラスに限って言えばあの両手剣を使う事が出来るかもしれない」

「どういう事だ? あの両手剣を持ったら、多分俺剣に食い頃される未来しか見えないんだが?」

「恐らく大丈夫だろう、ダグラスお前に授けたスキルの効果を思い出してみろ」

「全状態異常無効だったのは知ってるけどさ……。 あの現象って状態異常で防げる物なのか?」


 状態異常であの現象を防ぐ。 さすがのメリムも試した事が無いので答えるのに少しの間が空いた。


「…………た、多分大丈夫だ! お前が食い殺される前に、私がまたお前に生命力を注ぎ込むから安心しろ!」

「それって全く安心出来無くね?」


 嫌そうな顔をするダグラスだったがこのまま港に放置する訳にもいかないので、何とか時間をかけて立ち上がると、恐る恐る黒く染まった両手剣を手に取った。


意外なところからダグラスの嫁が決まりました。

次回は“今回の事件の終結”を書いて行こうかと思います。

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