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偽善の聖人、教祖になる  作者: チョコクリーム
2.『罪人と、代理人と、モンスター』
30/46

昇格

 

「クエストの報告に来たんですけど…」


「あぁ、ユトさん。昨日のことについてはお聞きしていますが、一応詳細をお聞かせ願えますでしょうか?」


 断る理由もなかったので、ほぼ全てのことを話した。さすがによく分からない称号〈運命の導き〉を話す気にはならなかったのでそこら辺は誤魔化して言った。


「…はい、分かりました。依頼者が話をしたいとの事ですので、階段を昇ってすぐ先の部屋に行ってください」


 あー、そういえば依頼者はナミさんの兄だったな。詐欺師を追い払うことは出来たということになるのか微妙だしな、そこら辺について話すのかもしれない。


 部屋に入ると、疲れ気味な様子のナンジさんが座っていた。昨日は色々あって大変だったんだろう。


「ユトさん、わざわざ来ていただきありがとうございます」


「いえ。クエストに関する話なんですよね?」


 正直この人はどうでもいいから話は早く終わらせたい。そんな気持ちで冷たく言うと、それが通じたのか、本題から入ってくれた。


「最初は、妹が詐欺師に騙されていると思っていたんです。でも、本当に騙されていたのは私の方で…。昨日、カイとナミと話し合いました。カイのことは知っていましたが、まさか詐欺師のフリをしていたのは思っていませんでした。事情は聞いたのでカイへ援助はしようと思います。なので、クエストは未達成ということに本来はなるのですが…」


 本題から入ってこの長さか…。別にそこら辺の話は聞きたくないんだけど。


「ユトさんが居なかったら、ナミもカイも死んでいたかもしれません。なので、クエストは特殊な形にはなりますが、達成という風になるようお願いしました。混乱しないようにするため、それとお礼を言いたくて、今話をさせて頂きました。本当に、ありがとうございました!」


 話が終わったので部屋を出て受付に戻った。


「説明があったと思いますが、今回のクエストは特殊な形となりますがクリアとなりましたので、階級が上がります。おめでとうございます」


「ありがとうございます」


 ――――――――――――

 クエスト〈詐欺師に騙されているナンジの妹を助ける〉クリア!

 ルート分岐〈ナミ、ナンジ、カイを救う〉

 あなたの任務:達成!


 基本報酬

 5000チェン


 依頼者

 ラ・ナンジ

 仲介者

 始まりの教会


 総合評価S+


 総合評価S+報酬

 カイ、ナミ、ラ・ナンジの好感度上昇!

 ステータスポイント30付与!

 カイとの縁

 ――――――――――――



 ――――――――――――

 条件達成〈割に合わない人助けをする〉


 称号〈聖人(セイント)〉解放!!


 特殊条件達成〈〈偽善者(ボランティア)〉と〈聖人(セイント)〉を解放する〉

 称号〈偽善者〉と〈聖人〉が合体して〈偽善の聖人(イナフヘルパー)〉に変化しました!!


 *〈偽善者〉と〈聖人〉は二度と称号に設定することはできません。

 ――――――――――――



「階級が信徒から補助官になりますので、教会のネックレスを渡してください」


「はい」


 補助官って言うと、誰かをサポートする感じの階級か。下っ端から幹部の補佐ぐらいにはなったのかな。


「教会のネックレスの更新が終わりました」


 ――――――――――――

 教会のネックレス

 階級:補助官

 系統:自在系装備

 レア度:☆☆☆☆☆☆☆

 ステータス:信仰+20,運+20

 効果:補助官の階級であることを証明する。

 説明:始まりの教会で作られている製造法が門外不出のネックレス。製造時点で所有者の名前が刻まれるため、他の人が使うことは出来ない。

 ――――――――――――



 ――――――――――――

 特殊条件達成❨女神に祝福されし信徒が女神教の補助官になる❩

 称号〈女神に祝福されし信徒〉が〈女神に祝福されし補助官〉に変化しました!!


 スキル〈集団祈り〉獲得!!

 ――――――――――――



 ――――――――――――

 条件達成〈女神教の補助官になる〉

 設定可能な職業〈信徒(パシリ)〉が〈補助官(コマツカイ)〉に変化しました!!

 ――――――――――――



 情報が多すぎ!もうええて!!

 祝福シリーズの装備が強化されたのも確認してないし、職業や称号やスキルも確認してないのがいっぱいあるし、どうせだし今日整理したるわ!


「あの、階級が〈補助官〉になりましたので、1つ上の階級の〈司教〉とペアにならないといけません。基本は〈司教〉のサポートをする仕事ですが、今まで通りクエストを受けることもできます。そして、クエストで討伐系のクエストを受けることができるようになります」


「サポートとは具体的にはどのようなことを?」


「それは人によりますが、例を挙げると、お茶を用意したり、スケジュールを報告したり、など秘書のような仕事をする場合が多いです。〈司教〉の方から指名されることがない限り、基本的に〈補助官〉が司教を選んで面接を受けるという形になります」


「なるほど…。じゃあ条件を付けて、それに合った〈司教〉の人を探すことって出来ますか?」




「その必要はないよユトくん!だって、私が君を指名するからさ!」



7/8

サブタイトルの付け忘れを修正。

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