職業
「次は職業だ。着いてこい」
そう言われて違う部屋に案内された。称号の部屋と似たようなという、ほぼ同じ内装だ。
ただ少し違うのは、水晶の近くに椅子があり、人が座っていることだ。
「こんにちは!!君が噂のユト君だね!?話は聞いてるよ!」
顔がくっつくぐらいの勢いで話しかけられ、というより詰め寄られ固まる。
罪人からの好感度こんなに良かったっけ?装備の力か…。強いのも困りものだな。
「近寄りすぎだ馬鹿。離れろ」
「ライミちゃんのけちー」
「うるさい。というか、いつもはあんな顔が死んでるのになんでこんなはしゃいでいるんだ」
「顔は死んでませーん。ただ、似たような職業ばっかで暇なだけでーす。ぶーぶー」
「無性にムカつくな…」
「まあそんなことはどうでも良くて、結構有名になってるユト君なら面白い職業が出てくるかなってね。つい気持ちが先走っちゃった」
「…はぁ。仕事はちゃんとやれよ」
「もちろん」
なんだかんだライミ様も悪い気はしないようで、困った子供を見るような目で見ている。
仲が良いのか、ライミ様の雰囲気が柔らかくなっている気がする。
「じゃあ、まずは自己紹介から。私はラ・カナミ、ピチピチの14歳で生まれてから1度もモテなかったことはないの!どう?」
「すごいですね」
「冷たい対応!でも私は気分がいいから許しちゃう」
「テンション高いですね…」
「君次第では急落下だけどね!そうはならないように願っているよ。そんじゃ、改めて説明するよ。って言っても称号の時と同じように水晶に触れればなんか出てくるから、職業を選ぶだけ!簡単でしょ?」
「はい。えっと、じゃあなんでカナミさんが居るんですか?言い方は悪いですけど、居る必要ないと思うんですけど」
「まぁ設定するだけなら私は関係ないんだけどねー。職業を登録することが義務付けられてるから、そういうのを書かなきゃいけなくてね。中々大変だよ」
「そういう事ですか。じゃあやってみます」
水晶に触れた。
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ステータス
名前〈ユト〉
職業〈未設定〉
称号〈女神に祝福されし信徒〉
レベル1
次のレベルまで0/100exp
筋力 1
体力 1
精神力 1
知力 1
忍耐力 2(1+1)
信仰 57(1×2+55)
運 821(511×1.5+55)
ステータスポイント0
装備
武器
左手 〈無し〉
右手 〈拳〉
防具
頭 〈祝福のお面〉
胴 〈祝福の羽衣〉
手 〈祝福のバトルグローブ〉
腰 〈祝福のベルト〉
足 〈祝福のジーンズ〉
アクセサリー
首 〈祝福のネックレス〉
親指 〈無し〉
人差し指 〈祝福の指輪〉
中指 〈強運の指輪〉
薬指 〈無力の指輪〉
小指 〈無し〉
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〈職業の選択肢を表示します〉
〈幸運者〉
〈信徒〉
〈詐欺師〉
〈寄生虫〉
〈以上が選択肢となります〉
〈設定したい職業を選択してください〉
「どんな職業が出た?全部教えて」
「えっと、幸運者と信徒と詐欺師と寄生虫です」
「ぉぉぉ!!!私の知らない職業が3つも!!教えて教えて教えて教えて教えて教えて」
「ラナミやめろ!」
おかしくなったカナミさんをライミ様がバシンと叩いた。かなりいい音がしたなぁ。
「…ぁ、ごめん、もう大丈夫。ユト君も怖がらせてごめんね」
「大丈夫です。とりあえず全部言えばいいですか?」
「ちょっと待って!……よし、メモの準備が出来たからいいよ!ワクワク」
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職業〈幸運者〉
効果:設定することでステータスの運が2倍になる。
説明:ステータスポイントの全てを運に振った者のみが設定できる職業。職業レベルがある数少ない職業の1つ。
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職業〈信徒〉
効果:設定することでステータスの信仰、運が+50される。
説明:女神教に入信することで設定できる職業。女神教以外の宗教に入信した場合は〈邪教徒〉になる。
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職業〈詐欺師〉
効果:設定することで自分の考えに賛同されやすくなる。
説明:詐欺師の才能がある人間のクズが設定できる職業。この職業を選択できる時点で真っ当ではない。
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職業〈寄生虫〉
効果:人から何かを貰いやすくなる。
説明:自分の力ではなく、人から色んなものを貰った上に恩を仇で返すことで設定できる職業。これもまたクズの一種。
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表示されたことをそのまま言った。
「クズ!クズ!ふはははははっ!悪系職業を2つ持っていながら成長系職業を持ってるなんて!おかしい!!ははははは!!面白い!!」
カナミさんがまた壊れた。
明日から部活の大会で三日間投稿をお休みします。月曜日からはしっかり更新していきたいと思いますのでどうかよろしくお願いします。
6/20
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