表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽善の聖人、教祖になる  作者: チョコクリーム
1.『あぁ、あなたはなんてことを』
PR
12/46

準備

 僕は今、女神教の本拠地である始まりの教会に来ている。普通なら代理人は門前払いされるどころか速攻で殺されるが、僕は顔パスで通れた。

 僕が顔パスと言うより、ライミ様が顔パスでそのついでの感じだけど。


 何故教会に来ているかと言うと、約束通り昼に神殿に来たらハイミ様に速攻で連れてこられたから実はよく分かっていない。

 そんなことを言っているうちにある部屋に着いた。

 ライミ様は扉をノックもせずにドンッと勢いよく開けた。


「はっはっは。ライミ様、扉はそんな風に開けるものではありませんよ。そういう所は昔からですなぁ」


 ふくよかな体がじゃらじゃらと金属のアクセサリーで覆われてとても眩しい。

 その豊かさに比例するように顔もニッコニコだ。


「ライズ枢機郷、いつも思うがそのアクセサリーは悪趣味だ」


「私もそう思うのですがね、何分体のサイズに合うのがこのようなものしかなく仕方なく使っているというわけです。それで、今日はどうされましたかな?」


 ライズ枢機郷と言うのか。この人、さっきからずっとライミ様を見ている。というか、僕を居ないことにしているな。露骨に僕の方だけ見ないぞ。


「ユトの入信願いを出しに来た。まだ知名度も低いので1人では危ないかと思ってな」


「はて、ユトとはどなたでしょうか?」


「からかうのもそこまでにしろ。あなたは性格が悪い」


「歳をとるとつい、やってしまうのです。いやはや、反省ですな。それで、ユトさんは女神教に入信したいとのことですが、代理人については?」


「確かに僕は代理人ですが、代理人とは敵対しているのでどちらかと言うと罪人ではあると思います」


「…なるほど、では入信願いを出して貰えますかな?」


 メニュからアイテムを開いて入信願いを出す。


「はい、受け取りました。これにてあなたは女神教の信徒になりました」


 ――――――――――――

 条件達成❨女神教の信徒になる❩


 称号〈女神教の信徒〉解放!!

 スキル〈祈り〉獲得!!


 特殊条件達成❨女神に祝福されしものが女神教の信徒になる❩

 称号〈女神に祝福されしもの〉と〈女神教の信徒〉が合体して〈女神に祝福されし信徒〉に変化しました!!


 *〈女神に祝福されしもの〉と〈女神教の信徒〉は二度と称号に設定することはできません。

 ――――――――――――


 うん。称号付けれないから意味ない…ん?スキル?

 使えるようになっちゃった…。


「ユト、称号を設定しに行くぞ」


「分かりました」


 お、ついに称号が付けれるようになるのか。なんか効果とかあるのかな。

 ライズ枢機郷の部屋を出てすぐに大きな部屋に着いた。

 どんだけ広いんだこの教会…。


 またもやノックをせず乱暴に扉を開けるライミ様。

 権力は高い方なんだろうな。今まで見た感じ、結構好き勝手やってたけど何も言われてなかったし。

 そんな人について行っている僕ってどんな風に見られているんだろう?


「ユト、聞いているのか?」


「ぁ、えっと、聞いていませんでした。すみません」


「仕方ない。もう一度だけ言うぞ。称号を設定するにはこの水晶に触れるだけでいい。そうしたらステータスが出てくるからそれを操作して称号を設定すると、晴れてユトも女神教の信徒というわけだ」


「さっき入信願いを出した時はまだ信徒じゃなかったんですか?」


「あれはいわば仮の信徒みたいなものだな。この過程を経て正式な信徒となる」


「なるほど。なんでこの水晶を使わないと称号を設定できないんですか?不便じゃないですか?」


「いいか、称号とは私たちが勝手に決めるものでは無い。女神様が与えてくださるものだ。この水晶を使うのは、女神様に称号を設定してくださるようお願いするために必要だからだ。本来個人で称号を変えたりはできない」


「女神様すごいんですね」


「…あぁ、そうだ。ユトも早くやるといい」


「分かりました」


 水晶は部屋の真ん中に置いてある。見た目は、怪しい占い師が使っていそうなツルツルした玉だ。

 本当に使えるのか、疑いながら水晶に触れてみた。


 ―――――――――――――――

 ステータス

 名前〈ユト〉

 職業〈未設定〉

 称号〈未設定〉


 レベル1

 次のレベルまで0/100exp

 筋力 1

 体力 1

 精神力 1

 知力 1

 忍耐力 2(1+1)

 信仰 57(1×2+55)

 運 821(511×1.5+55)

 ステータスポイント0



 装備


 武器

 左手 〈無し〉

 右手 〈拳〉


 防具

 頭 〈祝福のお面〉

 胴 〈祝福の羽衣〉

 手 〈祝福のバトルグローブ〉

 腰 〈祝福のベルト〉

 足 〈祝福のジーンズ〉


 アクセサリー

 首 〈祝福のネックレス〉

 親指 〈無し〉

 人差し指 〈祝福の指輪〉

 中指 〈強運の指輪〉

 薬指 〈無力の指輪〉

 小指 〈無し〉

 ―――――――――――――――


 〈称号の選択肢を表示します〉


 〈女神に祝福されし信徒〉


 〈以上が選択肢となります〉


 〈〈女神に祝福されし信徒〉を称号に設定しますか?Yes/No〉


 それしかないし、Yesで。


 〈〈女神に祝福されし信徒〉を称号に設定しました〉


 〈効果が発動します〉


 ――――――――――――

 称号〈女神に祝福されし信徒〉

 効果:設定することで、女神教の罪人からの好感度上昇(小)

 説明:女神に祝福されし信徒と女神が認めた。階級が上がることで、効果も増していくことだろう。

 ――――――――――――


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ