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炭都  作者: 小川藻
15/15

おわり

 私はしばらく入院して、いくばくかの補償金を得て、3週間後に仕事に戻った。西口は、妻と何度か話して、炭鉱を早くに引退した画家のところで働くことになった。芦別の野花南にアトリエのある気難しい男だという。意外と西口とは気が合うかもしれないとのことだ。8000メートルより下からは、40人ほどが生還した。



 私は特に変わらず今も鉱夫をしている。たまに、趣味として釣りや自転車など、地上でできる仕事以外のことを、ちょっと増やすことにした。この前は、家族で札幌にある北海道立近代美術館に行った。〈邪馬台国と三国志の時代展〉と題された企画展示で、新たに出土した銅鏡などからわかる最新の研究成果が展示されたらしい。妻は何の服を着ていくべきか、どこまでおめかしするのかわからない、と興奮していた。会場では、いかにも札幌市の西区から来たような典型的な富裕層のおばさんが示し合わせたような服装で群をなしていた。



最後までお読みいただき誠にありがとうございました〜〜

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