ゴブリンの可能性は無限大である
関話です。視点がおかしいかもしれません。残酷なシーンが少しあるのでご注意下さい
ゴブリン……それは最弱とされるモンスターである。一番強いとされるものでゴブリンキングがいるがそれでもゴブリンキングが群れを率いて討伐ランクAである
そしてこのダンジョンでもまたその最弱は生まれた。生まれてしまった……災厄のスキルとともに
彼は生まれた時から周りとは違った。肌は深い闇のような黒で体は他のゴブリンが1m20cmと子供のぐらいなのに対し彼は2mを超える体躯を持っていた。
彼が初めて会った人間は3人組の少年少女だった。装備の低さから言っても入学したばかりの生徒のようだ
「おい、あれ変異種のゴブリンじゃないか?」
剣を持った少年が最初に彼を発見する
「変異種の魔石や素材は特別だから……先生のとこじゃなくて町で売ったら結構な値段で買ってくれるんじゃないか?」
斥候らしき少年は金が欲しいのか愚かにも彼を狩ることを提案する
「私は賛成よ。変異種でもたかが図体のデカいゴブリンでしょ?ちょうど新しい魔導書が欲しかったのよ」
魔導師らしき少女もやる気のようだ
「パテお前の魔法で目くらましを頼む。その隙を俺らがつく」
「分かったわ!行け、火乃矢」
火は見事に頭に直撃すると弾けた。煙が立ち込めているいまがチャンスだろう
「相手は変異種だ!たたみかけるぞピクルス」
斥候の少年はピクルスというらしい
「……」
しかしピクルスから返事が返ってこない。連携において声は重要であるのにだ
「ピクルス?」
その時煙が晴れた先には無傷のゴブリンと首が折られてあらぬ方向を向いているピクルスがいた
「ピクルス!糞が、パテお前は逃げて先生に伝えろ。俺は……時間を稼ぐ」
「で、でもバンズ、二人でやればなんとか」
「いいから行けよ……だいじょうぶだ俺も後から追いかけるから」
「絶対に追いついてね」
少女は走り出した。ただひたすらに後ろなんて見ない。戦闘音がしている限り仲間は無事だ。だいじょうぶバンズは村で一番剣がうまかったのだ簡単にやられたりしない。それに先生はSランク冒険者なのだ助けさえ呼べればきっと助けられる
……ドス
「ゴフッ……えっ?おかしいな息ができないよ」
自分の体を見てみるとピクルスの短剣が胸に刺さっていた
「ピクルス、バンズごめんね、私もそっちに行くね」
こうして彼らはピクルスは首を一瞬で折られて、バンズは心臓を一突きで、パテは短剣で殺された。しかしそれは不幸であり幸運であった。なぜなら彼のスキルは暴食……全てを喰らい糧にするものだから
「マズハイチバンチカイケンシヲタベルカ」
彼は普通のゴブリンと違い言葉が使えた。彼が最初に目をつけたのは剣士の少年のようだった。彼が手を触れると少年の体が光の粒子に変わり彼に喰われた
「ウマイ……ガマダミタサレナイモットクイタイ」
斥候の少年も続けて喰らうが飢えはさらに強くなるばかりだった
「ハラガヘッテシニソウダハヤクオンナモクウ」
魔法使いの少女を喰らった時変化は起きた
「ウマイ!ウエガミタサレテイク。ソレニナニカチカラガアフレテクル」
彼はゴブリンヒーローという変異種で、頭がよかった。だから彼は少女の使っていたスキルを奪った事を理解する事ができた
「モットクイタイ、スキルモチハウマイ」
彼の願いはすぐに叶うだろう。なぜならここには学園の所有するダンジョンの一つゴブリンの迷宮なのだから
ステータス
名前 無し
種族ゴブリンヒーロー
ジョブ 英雄
レベル8
HP 5800
MP 500
筋力 300
魔力 350
耐久 1800
俊敏 400
幸運 10
パッシブスキル
状態異常飢餓(飢え以外の感情が乏しくなる)
アクティブスキル
火魔法Lv1
固有スキル
暴食(喰らった相手のスキルを奪う)
英雄の血(成長補正大)
ハンバーガー美味しいですよね。作者はピクルスは苦手です(笑) ブックマーク登録、文章評価ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。アドバイス、感想を頂けると嬉しいです。




