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ドラゴン怒りの鉄拳。5



ステージ100。



——そして、ついに全ての元凶である最後の敵、


武闘派集団カタワレのボス、

《カタワレちゃん》との戦いが始まる。



って、なんか、タイムリープしたね?


ステージ99までは、それはそれはもう大変な死闘、激闘、冒険がありまして—


夢ちゃんの武術の才能は、

ついに武神と言われるまでのレベルに達し、

螺旋の極意にて数々の強敵を、撃破。


“黒き龍″ の通り名がしめすように、

おだんごを食べている時でさえ

ドラゴンのオーラが見えるほどであった。



歌ちゃんは、およそ武のベクトルに関しては

プリンの様子ではあったが、強敵との戦いの中で

多くの涙を流し、ついに癒しの力に覚醒。

戦い、傷ついたみんなを後方から支援する、

戦いに敗れた敵の心を癒す、などの慈愛に満ちた行動は、白い奇跡と呼ばれた。


“白き龍″ の通り名のとおり、ただそこにいるだけで人々の心に安寧をもたらした。



——


『よくぞここまで、たどり着いたな。

ブラックドラゴン。そしてホワイトドラゴン…』



カタワレちゃんは自分でそう言いながらも、

言いにくい名前だな、と思った。


次に呼ぶときは、夢ちゃん。歌ちゃんって

呼んでみようかなあ、とも思った。



『あなたが、武闘派集団カタワレのボス、

カタワレちゃんですね?』


歌ちゃんが、カタワレの方へと一歩踏み出す。


—その刹那。


『最初に言っておくぜ。ホワイトドラゴン。

私の暴力に理由など無い。全てはただの、

暇つぶしなのだぜー!』



カタワレの先制攻撃!


超巨大ハンマーが超高速で、

超、歌ちゃんに迫る。


くるくるするり。


夢ちゃんの螺旋の回転のくるくるが、

超巨大ハンマーを受け流した。


しかしさすがラスボス、

カタワレも負けてはいない。


受け流された反動をそのまま利用しさらに回転。遠心力と重さイコール破壊力みたいな理論で、

さらなる 超・超高速回転で攻撃を続ける。


くるくる。

回転。

遠心力。

くるくる。

螺旋。

くるくる。


『す…すごい』


もはや夢ちゃんと、カタワレが何をしているのかさえわからず、わたあめちゃん達は、

呆然とその闘いを見つめることしかできなかった。


この勝負、相手の回転を受け流すことができなかったほうが負ける!


超武術の円。

超暴力の円。


⚪︎と⚪︎


『夢ちゃん先輩……、

カタワレちゃん……。』


歌ちゃんもその死闘を祈りながら見つめていた。



夢ちゃんとカタワレちゃん。



二つの回転は、ぶつかり合うことなく、まるで歯車のように噛み合っていく。


二つの螺旋は、やがて空に、


巨大な ♾️ を描いていた。
















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