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未来予想図。5



『それです!夢君!』


シーナ博士が、また元気になった。


『それ?…ハズレの事?』


夢ちゃんが首をかしげる。


『シーナ的にも、オカルトサイエンス的にも、

ミワ君が、そして千里眼が、見たもの。

それは…』


部屋中をウロウロしながら、

セリフしていたシーナ博士、立ち止まり

ビシッと指をさす。


『そのハズレだったのです!

まぎれもなく!…それは…』


もう一度、指をさす。


『…未来予知です!』


ジャーン!


『…変な千里眼だね。』


『シッ。静かに、夢君。』


『…そんなものまで見えるなんて…

神から授かった…私の…力…』


ミワちゃんは再び、手のひらをじっと見つめて、

今度は軽く握ってみせさえした。


『もう受け入れるしかないのだよ。

運命…そう。運命なのだよ。』


シーナ博士は自分に酔った。


歌ちゃんは、さっきから黙ったまま、

何か、考え事をしている。


『シーナ博士、私…』


『うん。わかっているよ、ミワ君。

シーナだって、シーナが運命の戦士だって、

気がついた時、すぐには信じられなかった。』


今回はシーナちゃんの独壇場。


『それでも…それが運命なら、

逃れられない運命であるのなら…シーナ戦う!』


『誰と?』


運命の戦士を、少しかっこいいな。と、

心の中で思っていた夢ちゃんが聞いた。


『え?…』


シーナちゃんが固まる。


『なにと戦うの?シーナちゃん。』


夢ちゃんの目は、運命の戦士への憧れに、

キラキラしている。


なんて…なんてキレイな目なんだ。


『んーとですね…幻魔とか?』


キラキラ!


『幻魔大王とか?』


『かっこいい!』


夢ちゃんのキラキラを、運命戦士は

裏切りはしなかった。

戦士に敬礼!


『さっきから、私、少し…

気になっていた事があるんですけど…』


歌ちゃん…?


ついに歌ちゃんが動き出した!


『…気になっていた事?』


『なんだね、歌君。気になっていた事とは』


シーナ博士にとって、

歌ちゃんはあくまで助手役らしい。


『夢ちゃん先輩…』


『え?…僕?』


まさか自分に、

物語の軸っぽいやつが回ってくるとは

思ってもいなかったので、

油断していた夢ちゃん。


少しビビった。


ビビりながらもスイカバーを、

はむはむするのはやめなかった。



『…スイカバー…』


…スイカバー?



全員が歌ちゃんを見る。




『スイカバー今日、それ何本目ですか?』




















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