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きさらぎ駅。2



休憩に入ったメロディ姉さんも合流して、


明日なんか遠い未来。

今、咲くのだ。


って理想を胸に、祭りをエンジョイする3人。



フライング・ヒューマノイド風船

チュパカブラチューチュー。

ネッシー抱き枕。

スカイフィッシュ万華鏡。

人体発火現象セット。

ツチノコトークショー。

コックリさん10円パン

牛の首プリン。

リゾートバイト募集。



食べられるものはいっぱい食べて。

遊べるものはいっぱい遊んで。


でも、


……迷子にならないようにね。



——



『夢ちゃんすごいぞ。もう少しじゃないか。

負けないで。もう少し。最後まで走り抜けて!』


メロディ姉さんが応援するのは、

24メートルものロングソフトクリームを、

あと少しで完食しそうな夢ちゃん。


『初めてお祭りに来ましたけど、

すごい楽しいですねー。』


歌ちゃんの頭には、

首なしライダーのお面が、

ちょこんと乗っている。



その時、

空から謎の音が聞こえてきた。


アポカリプティックサウンド……



太鼓の音から始まる、リズミカルな

アポカリプティックサウンド音頭が流れ

やぐらのまわりでは盆踊り。


盆じゃないから、これはなんていうのか、


終末の音踊り?

最後の審判の音踊り?




踊る人の波にさらわれて、


……迷子にならないようにね。



——



「そろそろ最後の汽車がでますよー」


きさらぎ駅からアナウンス。


楽しかったお祭りも、そろそろおしまい。

お家に帰る時間だよ。


『楽しすぎてまだ帰りたくないなあー』


『永遠に終わることのないお祭り希望』


『帰りたくないなあー。』



そう。

ここは、


心がここに残り……


帰れない。


帰りたくない。


あの駅。



——



『また遊ぼうね。メロディ姉さん。

おなかいっぱい。』


『ああ。夢ちゃん。

ロングソフトクリームの完食見事だったよ。』


『案内してくれて、ありがとう。メロディ姉さん。楽しかったです。』


『歌ちゃん。サラサラの髪はお祭りにお似合いだね。また遊ぼうね。』



両手におみやげ

冬の吐息

楽しかったね

おいしかったね

また来たいね


最終汽車がゆっくり動き出す。


夢ちゃんと歌ちゃんは車窓から、

身を乗り出して、手をふる


ばいばーい!


また遊ぼうねー!


ばいばーい!


約束!





……迷子にはならなかったね!



お利口ちゃん。




おしまい。






 






























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