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死なない女の子。7


『さようなら。夢さん。歌さん。』


『うん。また遊ぼうね。お魚見ようね。』


『さようなら、ルンルンちゃん。

 さようなら、ルンちゃん。

 いつでも、遊びに来てくださいね…』


夜の、少し冷たい海風が優しく吹きぬけた。


ウミネコが


サヨナラは別れの言葉じゃなくて、と言った。


再び会うまでの遠い約束とも言った。



さよなら…楽しかったね!


さよなら…また、遊ぼうね!


さよなら…約束!



『お待ちください!』


って今せっかくいい感じになってたのに、

止めるのは誰?


砂浜をこちらに向かって走ってきた女の子。

その女の子の顔は…


ルンルンちゃんルンちゃんと同じ顔をしていた!



『…誰ですか?』


歌ちゃんは驚くのをやめていたので、

普通に状況整理に取り掛かる。



『私はルンルンルンです。』


『んーと。それは…覚えてなかったなあ。』


夢ちゃんがたぶん…意味深な事を言った。


だけども波の音で誰にも聞こえてはいなかった。


『私はつい先程、生まれました。

ルンルン、ルンの妹でございます。』


『そうなのですね?』


とルンルンさん。


『会いたかったですわ』


とルンさん。


すんなり受け入れるのは、アレか?

同じ生産工場で生まれた絆?


『位置情報共有システムにて

お姉様達の現在地を…そんな事より、

私も姉達と共にお空に帰りたいのです』


『いーんじゃない?まだ乗れるかな?』


『どら焼きは3人乗りでございます。』



ーーー。


そうして再びサヨナラのシーンが合って、

ウミネコが唄って、


さよなら、約束って。


どら焼きは、夜空のムコウに消えていった。



しばらく夜空を見あげていた歌ちゃんは

涙を拭って、


『…私たちも帰りましょうか?夢ちゃん先輩。』



『うん…。 …おなかすいたね。』


夢ちゃんは鼻声でそう答えた。




















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