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無限並行あんまん。2
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『あんまん好き!』
はんぶんこのあんまんは、
お部屋の中をあまーい匂いでいっぱいにして、
外は寒いけれど、夢ちゃんと歌ちゃんは
とてもゆるやかな時間をすごした。
——
歌ちゃんはお買い物先で、
「今ならあんまんが無限に当たるミラクルくじ」
で見事に超一等賞を引き当て、
一生分のあんまんに当選した。
『ありがとうございます…でも、』
超一等賞の鐘を鳴らすミラクルクジ担当者に、
歌ちゃんは言った。
『こんなにいっぱいのあんまんは、
食べられないので…
あんまんふたつだけ、ください。』
あんまんふたつ。
平和空間には、
あんまんのふかふかやわやわの匂い。
——
降り続くはずだった雪は、
エルニーニョ?
フェーン現象?
そのどれかか、
もしかしたら別の何かの影響で
降り続かなかった。
いたずらみたいな白い粉が、
やさしく舞った。
回転なんかしない
まつぽっくりが落ちた。




