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月を盗んだ女の子。1


ここまで読んでくれて本当に、

ありがとうございました。


在った事は在って、無かった事は無かった…。

それが全ての結末なので、

彼女達には何もかもが在ったし、

何もかもが無かった。


無くなってしまうもの…

それでも残るもの…。


……。


冷房の温度設定を52℃から77℃に上げて、

夢ちゃんはいつものように、

太陽が燃えているソファに座った。


『おはよーございます。夢ちゃん先輩。』


『おはよー。歌ちゃん。』


助手の女子の歌ちゃんは、

今日もニコニコしていて、おはようの挨拶ができるエンジェルハートみたいな女の子。


彼女の武器はオートナイン。

3点バースト。

トリガーをただ1度ひくだけ。

それだけで標的を過剰なまでに破壊してしまうから取り扱いには細心の注意を。


《ファンシーショップ 夢ちゃん》


ショップの店内にはキラキラと輝く

ファンシーなもの、、

そんなもの見当たらないのは当然で、

ここではそんなもの売ってない。


太陽が燃えているソファと夢ちゃん。

うろうろしている歌ちゃん。


それが日常の風景なのだ。



月を盗んだ女の子が来店した。


『恐ろしく残酷な事態になっています、、』


物語が動き出しそうなお話を、彼女は語る。

青ざめた表情なのはつまり、

極度の緊張や恐怖で顔が青ざめているのだ。


もしかしたら、

1人称と2人称と3人称のアレで緊張、恐怖している部分もあるかもしれない。


『うちのこたつが息をしていないのです、、。』


『えっ…!』


あまりの残酷な事件に、

夢ちゃん歌ちゃん2人は絶句した、、、。



ー事件概要ー

4月24日。

午前2時頃、依頼人はメリーゴーランドを終えて帰宅。

こたつスイッチを入れて、

ぬくぬくしようと企て、

そうしていたところ、ピクリとも暖かくならない。

不審に思いこたつに声をかけてみたが、

返事がないので、こたつお布団をめくって確認すると…


息をしていなかった。


『夢ちゃん先輩…』


歌ちゃんは、不安げな表情で夢ちゃんを見る。


とても残酷な事件…

だがしかし!


逆境にあってこそ不敵に笑う女の子、

それが夢ちゃんなのだ!


『万有の真相はただ一言にしてつくす、

曰く不可解』


今の決めゼリフを歌ちゃんは初めて聞いた。


『なんですか?』

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