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8 困っている人

「緊急会議を行う!!」


「何の~?」

俺の宣言に、相変わらず妹はのほほんとしたもんだ。


「そもそも、俺は何日もゲームに入ったまま。そっちで騒ぎにならないのか?」


「それがね。さも、それが当然って感じで流れちゃっているんだよ。これもきっとゲーム補正だよね。」


なるほど。

ゲームに入っている時間は、現実ではノーカウントってことか。



「OK。そっちの事情はわかった。

じゃあ、こっちの話だ。


ぶっちゃけ・・・



『マンモスもどきが最弱』なんて世界でハンターとして生き抜くのは無理だ。」



「そうかな?」


「そうだよ!(ここから早口です)


お前、崖から俺を飛び降りさせたよな!

確かに、モ◯ハンのゲームではダメージ0だよ?でもなあ、こっちは現実なんだぞ。崖の上から落ちたらメチャクチャ痛いんだよ。マジで本当に死ぬかと思ったよ!!


後、お前アイテム拾いすぎ。あんな量、持ちきれないから。いや、ゲーム的には持てる事は知っている。でもな・・・鉄鉱石の塊を99個もってダッシュとかオリンピック選手でもきついから。

後、すご~く気楽に『モンスターのふん』とか拾ってくれちゃってるんだけど、どうしろってんだ。わかってるよ、役立つアイテムになることは。

だからといって、モンスターのふんを10個も20個も,持ち歩くこっちの身になってみろ。


後、肉焼き!!お前、5時間もかけて焼かせた挙句、焼きすぎて焦げ肉にしやがったよな。その後、その焦げ肉を食べさせた上で(人間の胴体くらいある大きさだからな)、また5時間かけて肉を焼かせやがったからな。


そして満腹中の満腹の俺に、もう一回、人間の胴体程の肉を完食させようとするとは・・・」


「ストップ、スト~ップ!!」


「お兄ちゃんが不満一杯なのはわかったから!」



ホトンドハオマエノセイダカラナ



「じゃあ、具体的にこれからどうしようってことなの?」


「それが緊急会議の議題だ。


まず、大前提として、今までみたいに頭への刺激だけで戻るのは不可能だ。

最初に色々試したし、モンスターにも散々攻撃された。

でも,事実として戻れていない。」


「そうなんだよね。」


「次に、俺がこの世界でやったことに満足したら戻れるパターンだが、それもない。」


「そうなの?」


「そうなんだよ!!

一体、何十,何百の初めてを体験したと思っているんだ!!

もう、満足も満足。腹一杯。

十分満足しきっているよ!」



だから



「帰るために必要なこと。今までのパターンから考えると、戻るために必要なのは『困っている人を助ける』なんだと思ったんだよ。」


「・・・確かにそうかも。何だかんだで、毎回人助けしていたもんね。

もしかしたら、神様が困っている人を助けるために私たちをゲームに入れていたのかも。」


「状況を共有できたな。だから、まずはこの世界で困っている人を探す・・・」


「そんな必要ないよ!」



「はっ?」



「だって、1番困っている人、はっきりしているもん!」

【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが


【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが


【完結】ざまあ、してみたかった


【完結】ざまあ、してみたかったな2


【完結】ざまあ、してみたかったな3


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