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日々は楽しく色鮮やかに  作者: 明日葉 晴
学校に慣れよう!
9/61

第9話 席の確保は迅速に

9話目ですよ!

明日葉 晴です?ですよ!

何のかんので1話1話の文章量を多くできるようになってきました。

慣れですかね?

まぁなんでも慣れ始めが一番怖いって言いますし、これからも頑張っていきます。

 前回のあらすじ

 先生がバスケ部顧問。私と灯ちゃんの愛の力が炸裂。





 その後、特に目立ったことなく普通の授業を始めていった。

 お昼休み。


「灯ちゃん。お昼は?」

「灯はお弁当あるけど…海ちゃんは?」

「私は食堂行ってみたいな。一緒に行こ?」


 灯ちゃんをお昼に誘いたそうな男子達を牽制しつつ、提案する。


「いいね!行ってみようよ!」


 灯ちゃんも同意してくれた。おや?誰か来たな。青井君だ。


「僕も一緒にいいかな?一限でバスケしたし、もっと話ししたくて」


 筆頭イケメンが仲間になりたそうだ。まぁ悪い人じゃないしいいかな。


「もちろん!私はいいよ!灯ちゃんは?」

「灯もいいよ。一緒に行こう」

「ありがとう。じゃあ行こうか」


 青井君の参入に他の男子達が嫉妬の目を向けつつも完全に諦めた様子。さて向かうか。


「ヨシー!一緒に飯食おうぜ!って、お前!何俺置いて河辺ちゃんと飯行こうとしてんだよ!誘えよ!」


 なんか来た。誰だろう。青井君の知り合い?てか私もいるのに私の名前を言わなかったのは何故?ケンカ売ってる?


「あぁ、賢也(けんや)。ごめん。そんなつもりはなかったし、約束もしてなかったから。それに江東さんもいるよ」


 流石イケメン。フォローを入れてくれた。でもそのフォローが余計悲しくさせるんだ。


「おっと、江東ちゃんもいたのか。ごめん。ごめん。河辺ちゃんに目が行きすぎて気付かなかった。ところで俺も混ぜてくんね?」


 コイツ本当にケンカ売ってるだろ。


「賢也、それは失礼だよ。ごめんな、二人とも。こいつは結城(ゆうき) 賢也。悪い奴じゃ無いんだけど、自分に正直過ぎるんだ。一緒に行くことも含めて許してやってくれないか」


 そう言って、頭を下げる青井君。友人?のフォローまでしないといけないとは。損な立場だな。


「うーん。青井君に免じて許すよ」

「灯も、海ちゃんがいいならいいよ…」

「ありがとう、二人とも。良かったな賢也。とりあえず一緒に行けるけど、失礼なことをするなよ」

「オッケー!じゃあ行こうぜ!」


 コイツ、絶対反省してないな。


 そんなこんなで食堂に向かった。その間、軽く雑談したけど、話してる内にわかったことがあった。

 簡潔に言うと、結城君はただのバカであることがわかった。


「河辺ちゃんってホントかわいいよね!()()()()ってやつ?」


 菜種の花?


「賢也、言いたいのは“高嶺の花”か?」

「そうそう、それそれ!」


 バカなんだと確信したよ。賢也って名前が全くあってない。

 それと、どうやら青井君と結城君は幼馴染らしい。どうやったらこんな両極みたいな性格になるのだろう。


 そんな流れがありつつ食堂に到着。


「デケー!」

「聞いてはいたけど広いんだね」

「これは驚くね!」

「人がいっぱいいるね」


 広いけど、すでに人が多くて混んでいる。席の確保できるかな?


「とりあえず私は食券買ってくるね」

「それじゃあ僕達三人で席を探しておくよ」

「よろしく。青井君、灯ちゃんを頼むね」

「わかった。頼まれたよ」

「海ちゃん心配しすぎだよぉ」

「えっ?俺は?頼まないの?」


 バカには頼まん。食券、食券っと。あった。凄い人が並んでる。買えるのか?これ。


「江東、お前も食堂なのか?」


 見たことのあるマッチョ。岩尾君だ。


「そうだよ。岩尾君も?」

「そうだ。一緒に買ってやろうか?」


 なんと!紳士か!


「ほんと?ありがとう!じゃあAランチで!」

「わかった」


 ピッ


「ほら」

「ありがとう!これお金。岩尾君は一人?」

「いや、同じ中学だった奴と食うことになってる」

「そうなんだ!じゃあまたね!」

「おう」


 そんな感じで無事食券をゲットして、お昼と交換。

 灯ちゃん達はどこだろう?


 ピロン


 メッセージだ。灯ちゃんだ。


『Gって書いてある柱の近くにいるよ。』


 灯ちゃんのメッセージはいつもタイミングがいいな。

 柱を探してみたらすぐに見つけた。三人もいた。


「お待たせ!」

「ううん。灯達もさっき席に着いたばっかりだよ。それにしても、食券の列結構並んでたけど早かったね」

「ちょうど岩尾君がいてね。一緒に買って貰ったんだ」

「そうなんだ!岩尾君って優しいんだね」

「そうなんだよ!岩尾君って見た目凄い怖いけど、性格が紳士なのかもね」


 人を見た目で判断しちゃいけない。なんだか最近よく思うな。


「ははっ!江東さんと河辺さんは本当に仲がいいんだね」


 おっと二人で盛り上がってしまったらしい。しょうがないよね。親友だもの。


「私と灯ちゃんは相思相愛だからねっ!」

「それはちょっと違うけど、青井くんと結城くんみたいに、海ちゃんと灯は幼馴染なんだぁ。幼馴染で親友なの」


 そう!何を隠そう、親友で幼馴染なのだ!


「マジか!俺らと同じだな!でも、よくそんな性格違うのにずっと一緒にいれたんだ?」


 その言葉、完全にブーメランだからな。


「結城君、その言葉そのまま返すよ?」

「なんでだ?俺とヨシはそんな変わんないだろ?」

「大違いだよ。青井君は真面目、結城君はバカでしょ?」

「俺はバカじゃねぇ!バカって言う方がバカなんだよ!」


 その返しそのものがバカを体現してるよ。


「賢也、よせって」

「ヨシ!お前からもなんか言ってくれ!親友だろ!」

「すまない、賢也。親友なのは認めるけど、君の頭の良さは肯定出来ない」


 イケメンでもフォロー出来ないバカということが決定した。


「なんてこった!かくなる上は、河辺ちゃん!二人になんか言ってやってくれ!」


 何灯ちゃんに命令してんだ。殴るぞ?


「ごめんね。まだ結城くんのことよく知らないから何にも言えない」


 天使にも見放された。ここまで来るとちょっと可哀想だ。


「そんなぁ…あ、そういえば河辺ちゃんも江東ちゃんも俺のことは賢也って呼んで。ケンくんでもケンケンでもスーパーエリートでもなんでもいいけど。名字は止めて」


 スーパーエリートはないな。いや、他も無いんだけど。


「じゃあ、賢也君で」

「そうだね。賢也くんって呼ぶね」

「ありがとう!俺も灯ちゃん、海ちゃんって呼んでいいか!?」

「それは嫌」

「ごめんね。灯もちょっと恥ずかしいかな」

「そんなぁ…!」

「はははっ!みんな仲良くなれたみたいだね。これからも友達として仲良くやってこうか!」


 そんな感じで昼休みを過ごしていった。

 まぁ仲良くなるのはいいことだからね!

9話目を読んで頂きありがとうございます!

なんとか続けていますが読んでる人いるんですかね?

まぁいなくても書き続けはしますけど。自己満足ですから。

これからもお付き合い頂けたら大変嬉しく思います。

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