第7話 事前調査は唐突に
おはにちばんわ!
明日葉 晴です!
7話目になります!
お読み下さい!
前回のあらすじ
灯ちゃんと帰る。家ボッチ。
私、江東 海は急いでいる。
このくだりでおわかりだろうけど遅刻しそう。二日連続だよっ!ちくせう。
ちなみに今日は朝起きたらママは仕事に行っていた。アイスの件は全力で謝ったから許してもらっていた。
抜かりはないと思っていたのに…!
目覚ましが壊れていたことをすっかり忘れていたよ。スマホのアラームは使ってない。一度使ったことがあるけど、次の日にスマホが“壊れて”いたから親に禁止されてしまった。
「だけどっ、今日はっ、昨日よりっ、まだ余裕っ!」
だけど油断はしない!全力で進むのみ!
とりあえず間に合った。
ガラッ。
入室。もうすぐ朝礼だからかほとんどの人がいた。二日目だというのにもうグループらしきものが出来ている。
灯ちゃんは…男子に囲まれていた。流石だ。困っているみたいだ。困り顔もかわいい。私と目が会うと顔を輝かせた。今日も天使だ。
「海ちゃんっ!おはようっ!」
灯ちゃんがそう言うと、明らかに男子たちが気不味い顔で散ってった。よくわかってるじゃないか。
「灯ちゃん、おはよう。変なことされなかった?」
「変なことって?色々質問されただけだよ?ちょっと次々にされて疲れちゃったけど。それより今日も寝坊?」
「寝坊。目覚まし壊れてるの忘れてて」
「そっか。壊したままなんだね」
壊したんじゃない。無自覚に人の心を抉るなー。
キーン、コーン、カーン、コーン
朝礼と同時にまばらだった人たちが席に戻っていく。
ガラッ
「おはよう。全員は揃って…ないな。とりあえず朝礼を始める。青井、今日の日直な。挨拶を頼む」
「はい。…起立!礼!おはようございます!」
「「「おはようございます」」」
「着席!」
青井君、爽やかだなー。
「よし、とりあえず今日から普通に授業を始める。といっても今日の一限目はホームルームだけどな。一限開始のチャイムまでに教室にいること。青井は私についてこい。日直の仕事を教える。以上」
そう言って先生と青井君は出て行った。
「何するんだろうね」
「自己紹介は昨日したしねぇ」
自己紹介…思い出しただけで恥ずかしくなったよ。
そんなこんなで一限目のチャイムが鳴った。
ガラッ
先生と青井君が戻ってきた。青井君が結構な荷物持ってる。でも、平気な顔だ。体力あるのかな。
「いるやつは席に着いたな。じゃあ、まず挨拶」
「起立!礼!お願いします!」
「「「お願いします」」」
「着席!」
「で、だ。何をするかと言うと、簡単なアンケートと、進路調査。その後に配布物がある。まず、アンケートと進路調査をやってもらう。20分あればいいだろ。受け取ったやつから始めていいぞ。それと、進路調査と行っても深く考えなくてもいい。というより決まってなければ決まってないでいい」
進路調査というから身構えたけど、そうでもないみたい。アンケートも簡単な生活調査みたいなものか。
「進路は…とりあえず進学でいっか。文系でいいかな。アンケートは…ほい、ほい、ほいっと」
本当にどうでもいいアンケートだな。朝食はなに食べるかとかいる?
「そろそろ全員書けた頃合いか?時間があまったな。さて…することもないし、全員体育館に移動!」
みんな、いきなり?なぜ?と思いつつ、一応移動し始めた。
「何するんだろうねぇ?」
「わかんないよ。行くしかないでしょ」
みんな教室を出た。最後に日直の仕事なのか青井君が鍵を閉めていた。
7話目を読んで頂きありがとうございます!
最近、前書きと後書きをどうしようと悩みます。
何とか書きたいとは思うんですけどね。