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現実を嫌悪する者へ  作者: Nexnem
仮想編第1話
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仮想編第1話Act2-4

Act2-4

~罠~

 一本の木・・・多分柊とその下に花、トカゲ。木の上に鳥。サファリツアーなら和やかな光景だ。


「真正面に木と花と鳥とトカゲの大部隊だ」

「木・・・アクロハリーアーンがリーダーよ。こいつが他のMobを呼び寄せるわ。あと花・・・マルデイジースケイプはヒーラーよ」

「花と木さえ斃せばどうにでもなるぜ。あのトカゲ・・・プセードリザードフォームただのアホだし、アラプターファイ・・・あの鳥は飛び道具さえあればどうとでもなる」


あれもMobなのか。でも、召喚持ちなら・・・


「稼げる?」

「・・・実入り少ないよ」


あっさり野望が潰えた・・・しょうがない、速攻で撃破するに限る。


現在の戦力を整理する。まず、私は近接アタッカー、エリー姉が中距離万能タイプ、アスラムは私と同じく近接アタッカー、テウルギアが近接タンク、アルスが遠距離サポート。これだけだ。

戦術を考える。もっとも厄介なのが木、次が花だろう。正直、トカゲと鳥は特殊能力がないらしいからサポートなしならどうとでもなるだろう。


「こうしよう・・・花は私が殺る。アルスは私のサポート。エリー姉とテウルギアは鳥とトカゲの引き剥がし。アスラムは木を。花を掃除次第私も加勢する」

「「「「異議なし」」」」


作戦行動に移る。

火蓋が切られた!

アルスが弓を引き絞る!花の花びらに命中!なぜか鳥しか釣れなかった・・・


「バカトカゲ!」


代わりにエリー姉が間欠泉でトカゲを吹き飛ばした・・・

トカゲ共も我慢の限界だったようだ。


「分かれた!」


トカゲと鳥を2人に押し付ける!フリーの2人で突撃を開始した!


「あたしの出番だ!」


無事花の隣にたどり着く!思った通り、花自体の戦闘能力は低いようだ!この分ならすぐに終わるな!

私の脇をアスラムがすり抜けていくのが見えた!あとは斃すだけ・・・のはずだった。

なぜか爆発音が聞こえた。同時にアスラムの頭から煙が?

後頭部を強打すると同時にまたしても爆発が!某アメコミ社長が飛行に失敗した時の恰好ですっ飛んでくアスラム。地雷を踏んだのかな?飛んで行った先には木が!

枝に突き刺されてしまったアスラム。枝が突き出た位置からすると、多分子宮と小腸とその他の内蔵に風穴が・・・

そのまま放り投げられて野球ボールの如き扱いを受けた・・・

ホームランボールがなんか叫んだような気がしたが、聞き取れなかった。でも、言いたいことはわかってる。


“なんでこんな役なのー!”


だろう。日頃の行いが悪いからだ!

アスラムへの天罰を見終わったので雑草取りを再開する。

順調にデイジー共を1本ずつ刈取っていく!

隣の花も刈る!・・・はずが、なぜか空を飛んでた!


(もしかしてこいつらの誰かが罠を仕掛けられるのかもしれない)


空中で顔面に衝撃が!アスラムもこれに引っかかったんだろう。後頭部強打は免れたが、代わりに尻餅をついた。

なぜか私の周りにに光る線が?・・・見て回るが、360°どこにも切れ目がない・・・光輪だった。

とりあえず、戻ってきた場外ホームランボールに聞いてみる。


「何の罠だ?!」


しばらく答えが無かった・・・その後笑いながら舌を出した!


「・・・テレポート・・・」


後悔する前にステップの景色が消滅した!


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