〜第一話 始まりの合図〜
銅貨 (1枚),約100円, 串焼き1本、安い宿の水1杯。
大銅貨 (1枚),"約1,000円 (銅貨10枚分)"," 新米の主な収入源。 1食分のちゃんとした食事、ギルドの登録手数料(大銅貨3枚=約3,000円)。"
銀貨 (1枚),"約10,000円 (大銅貨10枚分)"
,一般庶民の数日分の生活費。そこそこ良い武器や防具のレンタル、
ちょっといい宿の一泊の宿泊。
大銀貨 (1枚),"約50,000円 (銀貨5枚分)",
一人前の冒険者が狙う依頼の報酬。頑丈な鉄の剣や防具が買える。
金貨 (1枚),"約100,000円 (銀貨10枚分)",
庶民が1ヶ月暮らせる大金。魔物が活発な時期の、危険な討伐クエストの最低報酬。
白金貨 (1枚),"約1,000,000円〜 (金貨10枚分)",
貴族や大商人、あるいは伝説級の「勇者」が動く時にしか
お目にかかれない国家予算レベルの硬貨。
冬が明け春が到来した。(暦の上では)
それでもまだ十分寒いが雪が少しずつ溶けており、新しい生命や学期が始まる年となる。
それと同時にクマなどが冬眠から目覚める危険な時期でもある。
それらを狩る狩人はこの季節が稼ぎどきでありここで稼がないと1年生きていけないらしい
なんでか知らないが身に覚えのない、それでも懐かしい音楽が聞こえてくる。
「ンアー。ちょっと温かくなったか?」
「おいおい、雪が溶けたからって夜には冷えるからな。気をつけろよw」
「ほんとに路面が凍ってるってのになんでそれを無視して走るんだよw」
などの賑やかな声が聞こえる。
秋はほとんどの人がマルカ村に出向き、冬は秋の蓄えで家に居続ける。
いずれもほとんど人がいない時期だからこんな賑わいは久しぶりだ。
それでいながらも出会い、別れの季節でもある。出会いはもうちょっと先だと思うけど。
(2月4日)
にしても本当にこの時期は寒暖差が激しい。その影響で日中に溶けた雪が夜には
急激に冷え、朝などは道が凍るのだ。
貴族達はこの時期も、3月下旬から遅い人は4月まで家に居続ける人もいる。
いくら貴族街でもこの毎日凍りつく道はどうしようもないらしい
ただ農民たちはこの栄養満点の雪解け水で農業を行う必要があるので朝から毎日仕事三昧だ
そしてだが俺は転職しようと思っている。
「勇者によ!」
そうして俺はギルド(ラルス村にあった小さめのギルド)にきた。
重い扉を開けると獣の臭いがする。酒の匂いもしてすでに酔っ払ってる狩人もいるが。
そういう無駄遣いをした狩人はどうやってこの先、生きていくのだろう。
冬の間。大量の獣が冬眠するため、雪の下に薬草や魔力を蓄えた花などは雪の下に埋まり
市場的価値が劇的に下がるため採取クエストが停止、大雪による移動困難、また冬の間は生き延びるために皮や体に脂肪を蓄える。そのため皮の質が変わったりしたりするため
クエストがほぼないも同然のようになり閑散とした雰囲気に例年ならなっているはずだが やはり春になったため一部クエストが復活しているようだ。
そこで出されたクエストは..........貴族街の排水路掃除..........
「ごめんね。今はそんなクエストがなくて、、でもこれは需要がめちゃ高いからさ、ね?」
といっても排水路掃除なんか貴族街なんだからそば使いがやるだろなんて思った俺が馬鹿だった。
意外とこれは大変なのだ。そのため毎回この時期になると毎日クエストが出る。
貴族が転倒なんてしたらどうなるかわからない。
それに加えよくみたら一番現実性がありながらもっとも高いのはこの掃除、大銅貨2枚だ。
(これは日本円レートで約2000円ほど)
うさぎを捕まえるものは野菜がもらえるが大銅貨1枚だけだ。
それに大銅貨3枚の立春の氷結晶集めもあまりにも危険すぎる。
仕方なく俺はこれを認め、貴族街へと向かった。魔物はいなかったためほぼ安全だ。
凍結にさえ注意すればな。
そうして俺の初仕事が始まるのだった。




