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破壊神と妹勇者  作者: 朝寝東風
第一章
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ワイバーン戦 その後

『宿主様、起きた!』


「なんとか」


 体がだるい。頭の働きも遅い。それでも生きている。俺は生きているぞ!


『丸1日寝てたよ』


「そんなにか」


 周りにモンスターは近付かなかったそうだ。俺が近辺のモンスターを狩り尽くしたのと、ワイバーン20匹の死臭がある場所に近付くモンスターはいないからだ。たまに自然発生するアンデッドが来なかったのは不思議だ。


『とにかく、左腕に回復魔法をかけないと、動かなくなるよ』


 それはまずい。MPを大量に使った《光魔法》で左腕を癒す。指が五本とも動くまで回復した。


『後はやっておくね。2日は安静だよ』


 腕一本使えなくても出来る事は多い。干し肉をかじりながらステータスを確認する。


―――――――――――――――


名前  ライ・フリージア

種族  人族

レベル 15(+3)


HP:850/850(+150)

MP:350/850(+250)


筋力: 63(+ 9)

体力: 64(+ 6)

器用: 46(+ 3)

敏捷: 48(+ 4)

知力: 80(+ 7)

精神: 84(+ 7)

魅力: 52(+ 3)

幸運: 56(+ 1)


【スキル】

《剣術 5->7》UP!

《槍術 1》《斧術 1》


《火魔法 1》《水魔法 1》《土魔法 3》《風魔法 1》

《空魔法 4》《光魔法 3->4》UP!


《魔力障壁 1》NEW!


《スキル隠蔽 1》

《スキル解析 2->3》UP!


【称号】

《アウローラの使徒》

《プロトブレイバー 6pt》

《シスコン》、《復讐者》、《転移者》、《転生者》


―――――――――――――――


 あれだけの死闘を繰り広げて+3レベルか。短期間で上がった事を考えると悪く無い。しかし、普通の人間なら余裕で死んでいる。このやり方は勇者専用だな。


 《魔力障壁》はMPを消費して魔法を相殺する障壁を体表の上1ミリに展開する。接触されると効果が無いため、零距離魔法なら通常通りのダメージになる。ドラゴンはこんな安易な方法では倒せないだろう。


 順調と見るべきか。この樹海ではこれ以上レベルアップは難しい。眼前の山を調査したら、早い内に公国に向かおう。それに武器も仕入れないといけない。


 その日は《水魔法》で飲み水を出したり、体を洗ったりして、ゆっくり過ごした。ここで焦っても仕方が無い。死闘を潜り抜けた後こそ、しっかり英気を養って、次の戦いに備えないといけない。


 次の日はかまくらから出て、ワイバーンの肉を焼いた。そこそこ上手い。調味料があれば良かった。塩があるだけ幸せだ。


 肉の劣化具合から見て、数ヶ月は持ちそうだ。外の一月間は次元収納の一日だ。温度も冷蔵庫並に寒い。これならそうそう痛まないはず。


 ワイバーンの皮からは防具が作れる。俺がスキルを取れば、ここでも作れる。しかし、市販の防具職人はスキルレベル4から6だろう。俺がここでポイントを消費してもメリットが無い。レベル10ともなれば凄い物を作れるが、俺にはそこまで上げるポイントの余裕が無い。召喚される勇者が複数で、最低一人が生産重視タイプなのを祈る。


 それから数日は山の調査と各種魔法スキルの試し撃ちに費やした。山についての恐るべき真実に驚愕したり、魔法レベルは4までなら簡単に上がるのを確認出来た。

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