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忠告と反省

アルは此処であった出来事をユリカに話して聞かせた。


アルの話を聞いたユリカは顔が蒼く震えだし、手で顔を覆い足が縺れて転びそうで転ばないという躍りを踊って見せた!


アルはユリカらしくない動きに歓心(たのしみ)

「それって竜を癒すための舞い?」と的外れな事を口に出した。


「馬鹿なこと言わないで下さい!人の味を覚えた放し飼いの幼竜がどんな行動をするのか想像出来ないのですか?」


アルは機会さえあれば自分を食べようと目論んでいるラミーを思い浮かべながら…………、「人を食べようとする?」と恐る恐る答えた。


「そうです。正確にはアル様をですが、アル様が見つからない場合は人を食べようとするでしょうね」と厳しい顔をアルに向けていた。


『まるで責められているみたいだな、呼び方も変わってしまったし』


アルはユリカの態度の変化に「失望されたか」と呟いていた。


「そんなことは無いですよ?アル様を神のように思って居りましたが人なんだなと分かりこれ迄より身近に感じただけです。」


「呟き聞こえてたのか?」


「何か呟いていたのですか?私はアル様の気持ちを拾っただけですよ?」


「そんなことが出来るのか?」


「天女族は癒しに特化した種族ですから相手の思いや気持ちに敏感なんです。だからその分汚染された心の持ち主の側に居るのは堪えます。」


「俺は大丈夫か?」


「私がアル様の近くにいて堪えているように見えるんですか?アル様はもう少し相手の気持ちを感じる訓練をした方が良いですよ?」


「気持ちかぁ~」生前から極力人を避けてきたアルには心に沁みる忠告だった。


そうしてアルが俯いて反省していると……、


《ザクッ》と数本の巨大な槍が二人へ飛んで来た!


「うわっ?」、「きゃぁ!」と声を上げる二人。


当然、アルは自動危機回避のスキルか発動して自分に向かってきた分は避けたのだが、ユリカを助けるために腕が抉れていた。


それには頓着(とんちゃく)せず、「ユリカは大丈夫?」とアルはユリカに声を掛けながらスキルポイント数が減っているのを確認していた。


「済みません私のために、今、治療をします」と怪我した腕を見ると既に傷痕すら残ってなかった。


「もう治ってる?」

「もう治った」と笑顔で答えつつアルは、


『油断大敵だな。こんなところで俯いて反省なんてするもんじゃなかった。』と今度は辺りを警戒しながら反省していた。


「私も油断していました。常在戦場ですね」


「あぁ、でも何処から飛んできたんだ?」


「もしかしたら、竜の討伐隊が出てきたのかもしれません。」


「王国騎士隊の槍だな。それも特級部隊のだ!」と落ちている槍を横目で見ながら答えた。


「特級ですか?」


「あぁ、早く仕留めないと被害は拡がるから本気で来てるな。」


「幼竜は?」


「部隊の損失はかなりでかくなるだろうが退治されるだろうな」


「どうにかしないと!」と顔を青ざめてまたもや舞を披露するユリカ


「森も無くなるかもな」と尚も他人事のように言うアル


「どうにかなりませんか?」


幼竜は未だに眷族に出来ていない妖鳥ラミーより強い。


今のアルにどうにか出来ようがなかった。


他人事の様に話していたのは余裕からではなく所謂、現実逃避だった。


黙り込んでいるアルにしがみつき泣き出すユリカ


「まだ、理性はあると思うか?」


「分かりません、でも唄を聴かせれば静められると思います。その後は、時間さえあれば…………」


「じゃあ、ちょっと癪だが王国騎士隊と仲間の力を借りて全戦力で臨むか!」



お待たせして済みません。


後回しにするうちに期間が空いてしまいました。


週1位のペースは守らないとダメですね。

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