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Artificial Magi  作者: 津賀
第3章 第一学園編 前編
30/34

幕間1

誤字脱字等ありましたら連絡していただけると喜びます

~~サトシ視点~~


クエストを終えて帰ってきたところで、携帯が鳴り響いた。

発信元を確認するとギルドマスターだったため、即座に電話に出る。

「なにか起きたのですか?」

『あぁ、第一学園の闘技場にサイクロプスが入り込んだ』

・・・待て、サイクロプスというとSランクの魔獣じゃねぇか。

その在り得ない事実につい声を荒げて反応してしまう。

「どうしてそんな奴が街にまで入り込めたんだ!?」

『わからん。だが突然轟音が鳴り響いたということだから上空から来たと踏んでいる。常識的に考えるとありえないがな』

マスターの説明を聞き、更に混乱してしまった。

まぁ、奴がどう入り込んだかってのは今はどうでもいい。

問題はどう始末するってところか。

「まぁ、その問題は後で考えるとして、俺達に電話をかけてきたってことはサイクロプス狩りに参加しろってことですね?」

『その通りだ。他にもBランク以上のパーティーには声をかけてある。ちなみに、今は『アブサード』がサイクロプスと戦っているという情報が入っている』

『アブサード』っていうと、カムイやイヨのチームだったか。

いくらカムイの魔力量が多いとはいえ、奴と戦うのは辛いだろう。

『で、お前たちは今どこにいる?』

「ちょうど街に帰ってきたところです」

『それはちょうどいい。なら、できるだけ早く準備を整えて冒険者ギルドに来てくれ』

「了解」

厄介なことになったな。


とりあえずカイルとアニータにもこの緊急クエストについて話しておくか。

「カイル、アニータ」

「なに?」「なんだい?」

「今、マスターから緊急のクエストが入った。内容は街に入り込んだサイクロプスの討伐だ」

簡潔に依頼の内容を伝えると2人ともポカーンとしてしまった。


一足早く放心状態から帰ってきたアニータが質問してくる。

「場所は?」

「第一学園の闘技場だ。準備を整えたら冒険者ギルドに集合して、討伐メンバーと共に急いで向かうぞ」

「了解」


武器屋や道具屋で準備を整え、急いで冒険者ギルドへと向かう。

冒険者ギルドにはいると、そこには数十人の冒険者が待機していた。

俺達が到着したのを確認すると、マスターが号令を出す。

「テメェらよく集まってくれた!テメェらには第一学園の闘技場に現れたサイクロプスを狩ってきて欲しい!指揮は『バジャー』のサトシがとってくれ!指示は以上だ、さぁ行ってこい!」

マスターが言うやいなや冒険者達は一斉に学園へと向かう。

道中で他のチームリーダーと電話で戦術の指示をする。


闘技場に到着した俺達は、予想外の光景を目にすることとなった。

闘技場はボロボロに壊れ、一つ目の巨大なサイクロプスの目には刃が突き刺さって倒れていた。

そして、その傍にはカムイ・イヨ・ユウナ・アリアンの4人がたって喜びを分かち合っていたのだ。

まさかこいつらだけで、さらにこの短時間でサイクロプスを狩れるとは思っていなかった俺は、つい尋ねてしまった。

「俺は信じられねぇんだが、そこに倒れてるのはサイクロプスだよな?お前たちだけでやったのか?」

すると、信じられないというか、案の定な返答が帰ってきた。

「えぇ、そうです。『アブサード』のメンバーだけで討伐しました」

とりあえず、落ち着くために周囲の状況を再度確認する。


自身を落ち着かせたところで、疲れているであろうカムイ達に帰宅を促す。

カムイたちが帰った後、マスターに連絡を入れる。

『どうした?』

「サイクロプスは『アブサード』のメンバーが討伐し終えていました」

『なんだと?』

どうやらマスターもこの事態は想定していなかったようだ。

「とりあえず、サイクロプスの死体をギルドまで運搬します」

『あ、あぁ、頼む』

電話を切り、今だ事態を飲み込めていない他の冒険者達に指示を与える。


「見ての通り、サイクロプスは討伐されていた。俺達のクエストはここまでだ、報酬とかの詳しい話はギルドで受けてくれ。俺達はこのサイクロプスの死体をギルドに届ける。他のものはここで解散とする」

指示を出すと、他の冒険者達は狐につままれたような表情をしつつも闘技場から出ていった。

「カイル、アニータ、こいつをギルドまで運ぶぞ」

「「了解」」


冒険者ギルドにサイクロプスの死体を訓練場に運び込み、マスターに見せる。

「信じられんが・・・お前たちが到着した時にはもうこの状態だったんだよな?」

「えぇ、そうです」

「そうか・・・お前たちもご苦労だった。討伐報酬は出ないが、招集報酬は出る。少ない額だが受け取ってくれ」

「ありがとうございます」

話を終えた俺達は訓練場を後にする。

後ろからマスターの

「あいつらへの報酬はどうしようか・・・」

という真剣に悩む声が聞こえてきた。


ちょっと前まで魔獣とも戦ったことのない奴がこんな大物を狩るとはな・・・。

後輩達に末恐ろしさを感じつつ、俺達も負けてられないと決意を新たにするサトシだった。


おまけの話です。

さくっと書き上げることができたので投下します

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