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天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します  作者: バナナ男さん
第二十七章(レイドの気持ち、ジュワン視点、レイド、アゼリアVSジュワン)

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(ジュワン)951 当たり前だろう?

(ジュワン)


「汚らわしい不義の子如きが、そんな目で私を見るなぁぁぁ────!!!その薄汚い口ごと切り裂いてやるっ!!!」


直ぐに飛び出し、アゼリアに剣を打ち込んだのだが……何と生意気にもその剣を止めたアゼリア。

それに更に怒りは増長し、そのまま剣の打ち合いになったが、どうにも攻撃しきれない!


アゼリアの資質は確か『闘武士』

スピードと回避に偏った戦い方をする面倒な戦闘スタイルであったはず。

確かにスピードと回避を可能にする器用さは認めざるを得ない!


うまくいなされてしまう攻撃に、内心チッ!!と盛大な舌打ちをしたが、これでどうだっ!!と目にも止まらぬ早さでスキル<刹那>を発動。

捉えたっ!!!と思ったその時────アゼリアもスキルを発現した。




<闘武士の資質>  (ユニーク固有スキル)


< 軽やかステップ >


気がつけば足跡しか残っていないと言われるほどのスピードで移動する回避系スキル。

スピードと器用さが高い程回避率は高い。

(発現条件) 

一定以上のスピード、器用さを持つ事。

一定回数以上格上の相手に攻撃を仕掛ける事。




トントンッとまるでダンスのターンみたいに私のスキルを避け、更に攻撃まで打ち込んできたため、私の体制は一瞬崩されてしまう。

慌てて体制を整えれば、その隙を逃さず獣のガキが火力特化の攻撃を繰り出し、それから二人の怒涛の攻撃が開始された。


そうして繰り返される一糸乱れぬ攻撃の乱舞に、少しづつ押されていく私のイライラはやがて頂点に達する。



「小賢しいゴミ共がぁぁぁ────────っ!!!!これで吹き飛べ!!」


思い切り剣を打ち付け、一旦奴らを後ろへ下がらせると、そのまま私はスキルを発動した。




<剣才士の資質>(ユニーク固有スキル)


< 血濡れの剣雨 >


まるで吹きつける雨の様に怒涛の剣圧が敵を襲う攻撃系スキル。

高火力、範囲攻撃にも対応した剣の極意とも言えるスキルで、更に貫通属性もつくため、盾などの防御力で防ぐにはそれなりのレベル差がなければ不可能となる。

(発現条件) 

一定以上の攻撃力、スピードを持つ事。

一定人数以上、剣にて生物の命を奪う事。

更にその際に、一定以上の愉快、快感、残虐性を持つこと。




貫通属性がついた事で、あの獣のガキが出す小賢しい盾スキルも恐らく連続攻撃で撃破する事ができるはず!


ご自慢の盾が壊され慌てふためく二人を想像し、大きく口を歪める。


ガキ二人が穴だらけになりながらヒィヒィと命乞いをする姿。

死に怯えた目を見つめながら二人を見下ろしている自分を思い浮かべると、下半身は興奮しだし最高の気分に!!


興奮で乾いてしまった唇をベロリッと舐め回し、その時を待っていたが────獣のガキは動かず、更に攻撃が向いているアゼリアはニヤッと笑って刀を静かに構えた。




<闘武士の資質>  (ユニーク固有スキル)


< 剣花の舞妃 >


まるで花が咲き乱れる様な軽やかなステップで繰り出される剣の連続突属性攻撃。

相手の攻撃を全ていなし、衝撃から回避する事もできる回避系攻撃系スキル。

スピードと器用さによってその威力と回避率が決定する。

(発現条件) 

一定以上のスピード、器用さ、高潔、正義、冷静、穏やかを持つ事

一定以上の精神安定状態である事




そのスキルにより私の貫通属性の攻撃は全てアゼリアがいなして、力の方向を変えられ無効化されてしまう。


「……な……なんだ……と……っ?!」


最後の剣圧波もいなされ、ピッ!と刀を振って立っているアゼリアを、私は呆然と見つめた。


「ふん、流石に無傷とはいかんが、王宮騎士様相手では上々か。

まだまだ遠い……いや、どれほどの遠さかすら強くなればなるほど見えなくなるな。────本当に嫌になる。」


小さな傷が体中に付いているが、ほぼダメージはゼロ。

その事実にブチブチブチッ────!!!とまた額の血管が切れるが、私と自分の実力差に対しては正確に理解している様なので、そこだけは褒めてやる。


「自分の実力を正しく評価しているところだけは褒めてやろう。

しかし貴様如き汚れた血の子が、正当なる貴族の血筋であるこの私の足元にも及ばぬ事は当たり前だ。」


「はぁ?何を勘違いしているんだ?」


褒めてやった私に対し、アゼリアは本気で分からないと言った様子で首を傾げ、そのまま続けて言った。


「遠いと言ったのはお前ではない。貴様を一撃であっさり倒したレオンの事だ。

確かにまだ一人で勝つ事はできないだろうが、もう目と鼻の先に貴様がいる。

当たり前だろう?

地位と爵位に奢り、誰かを踏み台にして上に上がった者の実力などそこが限界。

後は誰かの踏み台になるしか道はないのだから。」


「は……はぁぁぁぁぁぁぁッ??!!!」


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