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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第一章 青の手紙
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一通目 空を見上げて(ゆきは)

同じ色の空はないのだから

今から空を探しに行くのだ

最も美しい青を探しに行く


そう言った貴方を見送った

私は晴れの笑顔で見送った

透き通るような青い空の下


あれから何度巡っただろう

数えきれないほどの青い空

見れば見るほど清々しくて

それはまるで貴方のようで


この気持ちが届くだろうか

便りも出せぬ何処かの貴方

空と同じ色の封筒を使おう

私の心と同じ青色の封筒を


--- 一通目の背景 ---

村からも少し離れた、小さな家に住む若い妻の名は、エナ。

知識の探求を生き甲斐とする若い夫は、ラーン。

家の前に湧く泉を眺め。空と同じ水の色を憂い。

エナは、いつとも知れない夫の帰りを待ち続ける。

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