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一通目 空を見上げて(ゆきは)
同じ色の空はないのだから
今から空を探しに行くのだ
最も美しい青を探しに行く
そう言った貴方を見送った
私は晴れの笑顔で見送った
透き通るような青い空の下
あれから何度巡っただろう
数えきれないほどの青い空
見れば見るほど清々しくて
それはまるで貴方のようで
この気持ちが届くだろうか
便りも出せぬ何処かの貴方
空と同じ色の封筒を使おう
私の心と同じ青色の封筒を
--- 一通目の背景 ---
村からも少し離れた、小さな家に住む若い妻の名は、エナ。
知識の探求を生き甲斐とする若い夫は、ラーン。
家の前に湧く泉を眺め。空と同じ水の色を憂い。
エナは、いつとも知れない夫の帰りを待ち続ける。




