【親友とお酒】
万、椛→2年生
ちよ、楓→1年生
特に時期とかはありません。
楓「……お酒って美味しいんですかね」
椛「お前、とうとう……」
万「未成年の飲酒は色々問題だしやめておいた方がいいと思うな」
楓「いや、飲まないですよ!!」
ち「親友が信頼度なさ過ぎて泣いちゃう……」
椛「食べ物が絡むと……。なぁ?」
万「そう、だねぇ……」
楓「いや、いつもの食欲的な話じゃなくて、本当にただの興味なんですよ」
万「でも実際、友田さんってお酒強そうだよね」
椛「アレって遺伝か? そういうのは関係ない?」
ち「楓の親ってお酒飲む?」
楓「お父さんがビール飲んでるのはよく見るね。お母さんは、たまにかな」
椛「酒飲む人って、酒がメインで、食事はあんまり食わないよな?」
万「だからこそ、おつまみって言うわけだしね」
楓「あ、お酒よりおつまみの方が興味あります!!」
ち「絶対おつまみに興味あるのが転じてお酒の話始めたでしょ!?」
楓「いや、お酒の味も気になるよ!? 日本酒とかフルーティーっていうじゃん」
椛「こいつ、シレっと高いお酒飲もうとしてるぞ」
楓「フルーティーな日本酒って高いんですか?」
椛「高い肉が甘いとか、熟成されたワインには深みがあるとか言うだろ?」
ち「安い日本酒は何の味がするんですかね?」
万「そりゃ、お酒の味でしょ」
楓「お酒の味ってなんですか? アルコールですか?」
椛「そういわれると、消毒液みたいだな」
万「どちらにせよ、俺たちはまだ高校生だからね」
楓「お酒はまだまだお預けですね。いったん諦めます」
楓「あ、ノンアルコールビールなら未成年でもいいんですかね?」
椛「全然諦めてねぇな!?」
ち「法律的にはアルコール入ってないから飲めるよね」
万「まぁ、メーカー的には20歳以上が買うことを想定してるし、どこのお店でも売ってくれないらしいね」
楓「……味だけ知りたいんですけどね」
万「じゃあ、俺の超能力で、何とかしようか?」
ち「何とかできるんですか!?」
椛「お前、密造酒を作り出すとか言い出すんじゃねぇだろうな。ゴリゴリ違法じゃねぇか」
万「そんなこと簡単にやるわけないだろ!! 水に味をつける超能力があるんだよ」
ち「出来ないとは言わないんですね……」
楓「味をつけるって、先輩、味知ってるんですか?」
万「……知らないから、今から知る」
ち「飲むんですか!?」
万「味だけを奪う超能力もあるから、お酒の味だけを奪って、適当な水道水に移す。アルコール0%だし、酔うことは絶対にないけど、味は完全再現されてるよ」
楓「なるほど、じゃ、自販機で水買ってきます!!」
椛「……なぁ、奪う元となる酒はどうやって用意するんだ?」
ち「お酒も買わないとできなくないですか?」
万「……無理、だね。このプラン、ダメだ」
ち「楓、おとなしく諦めよう?」
椛「お酒は20歳になってから、だな」
楓「そうですね。諦めます……」
楓「あ、でも、お酒入ってるチョコレートなら!!」
万「諦める気ないね!?」




