【超能力先輩と中華包丁】
万、椛→3年生
ちよ、楓→2年生
幽見→1年生
特に時期とかはありません。
ち「中華包丁って、中華以外で使えないんですかね……」
幽「そもそも中華包丁ってどういうやつですか? なんか大きいやつぐらいしか知らないんですけど」
楓「中華包丁は長方形の大きい刃が特徴的で、力を加えなくても効率的に食材を切ることができるんだよね。千切りの野菜だったり骨付きの肉を使うことが多い中華と相性がいいんだ」
ち「先輩は、そんなことまで知ってるんですね。また変な本の影響ですか?」
万「……ちよ、今の俺じゃないよ。友田さん」
椛「ビックリした。万が話し始めたのかと思ったら、隣から声聞こえたからよ……」
楓「椛先輩の家にも中華包丁ありましたよね?」
椛「無視かよ……。そうだな、調理器具集めにハマったときに買った覚えがある」
幽「今の説明を聞いた感じだと、中華じゃなくても使えそうですね」
万「扱いにくさを無視すれば、普通に便利そうだね」
椛「……包丁に扱いやすいとか、扱いにくいとかあるのか? 妖刀じゃあるまいし」
楓「今ので先輩の調理スキルが分かりますね」
万「その重さがネックになるんだろ」
幽「刃が大きくて切りやすいってことは、事故を起こしやすいってことの裏返しですからね」
ち「でも、中華のプロが使えば、中華以外でも使えるってことですよね?」
楓「そうかもしれないけど、中華のプロに中華以外を作らせないでよ……」
万「ある程度、料理に精通していれば、中華包丁でもうまく扱えるんじゃない?」
幽「弘法筆を選ばずってやつですね」
椛「実際の弘法はめちゃくちゃ筆にこだわってたらしいけどな」
楓「今はそういう話をしてるわけじゃないので、一旦黙っててもらえます?」
ち「中華以外でも使えるのに中華包丁って名前……」
椛「飾り包丁ってなんなんだ? ア〇ゾンでずっと探してるんだが、一向に見つからなくてな」
楓「そこまで料理スキル低いのに、調理器具集める必要あります!?」
幽「きっしーパイセンは、百均のゆで卵作り器とか買うタイプですよね」
万「ごめん、ちよ。何か言おうとしてなかった?」
ち「大したことじゃないので、大丈夫です」
楓「飾り包丁はいちょう切りとか乱切りと同じで切り方の話です。料理の見栄えをよくするために、あらかじめ切り目をつけておくんです」
椛「だったら、飾り切りとかって名前にしておいてくれよ。ずっと、探してたんだぜ、飾り包丁」
幽「もし飾り包丁って包丁があったら、どうするつもりだったんですか?」
椛「……不思議なことを聞くな。買うに決まってるだろ」
ち「料理しないのに!?」
万「棚に飾るだけなら包丁が可哀そうでしょ」
椛「手入れは欠かさないぞ? 一度も使ったことない包丁を研いでるし」
楓「それは微塵も意味がないのでは?」
いつものイチャモンシリーズと見せかけて、趣向を変えてみました。
ちよのイチャモンに、偶然、椛が話し始めて被ってしまったので、イチャモンキャンセルですね。




