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【超能力先輩とレッドカーペット】

万、椛、愛→3年生

ちよ→2年生


特に時期とかはありません。

しいて言うなら、アカデミー賞の授賞式がある頃です。

愛「へぇ、日本の映画がアカデミー賞とったらしいよ」

万「それって、愛が前に見たいって言って連れていかれたやつ?」

椛「あとで楓にも連れて行けって言われたんだよな……」


愛「ほらみて、ヒロイン役の娘がレッドカーペット歩いてる」

ち「本当だ。すごいですね~」


ち「……レッドカーペットって、何で赤なんですか?」

椛「おいおい、また始まったぞ」


愛「どうせ、万ならわかるんでしょ?」

万「意味わかんない決めつけ!!」

万「赤い道というのは権威や気品の象徴であるとされたことが由来だね」


椛「やっぱり知ってるんじゃねぇか」

ち「なんとなく、そういう意味があるのはわかるんですけど、何で赤なんですか?」

愛「別に青い道でも権威とか気品は感じるでしょ」


万「それは個々人の主観の話でしょ」

ち「じゃあ、赤い道には権威と気品があるって言うのも先輩の感想ですよね」


椛「なんか、ひろ○きみたいになってきたな」


ち「権威と気品といえば、紫のイメージなんですけど」

愛「え、そうかな。普通に黒じゃない?」

万「いや、赤のほうが派手で目立つし、上品でしょ」


愛「赤は信号機のイメージが強い。あとは血とか」

椛「まぁ、ネガティブな側面がないとは言えないな」

万「信号機の赤とレッドカーペットの赤は違うでしょ」


ち「紫って赤と青を混ぜてるじゃないですか。より、気品を感じません?」

万「混ぜた色じゃダメでしょ。権威が必要なんだから」

椛「いや、どういう理屈だよ。地面を直接歩かせなければ、何色でもいいだろ」


万「諸説あるけど、レッドカーペットには太陽や火を信仰する気持ちがあったはず」

万「だから、レッドカーペットは権威と気品の象徴なんだよ」

ち「それ、月じゃダメですか? 黄色、もっと言えば金色とか」


椛「おお、新しい切り口で来たな」

愛「これは長引きそうだね」


万「月への信仰もなかったわけではないけど、権威や気品は感じないでしょ」

ち「でも月は満ち欠けがあるから、再生や盛者必衰を表しますよね」

ち「栄華を極めてレッドカーペットを歩く人へ、驕るなという戒めにもなるのでは?」


愛「なんか、学者みたいなこと言い始めたね」

椛「両方、まともな文献や資料を提示してるわけじゃないから、真似事だけどな」


万「いやいや、お祝いや表象としてレッドカーペットを歩いてるのに、戒めちゃダメでしょ」

ち「でも金色のほうが煌びやかで気品を感じますよ」

ち「そもそも、赤色にこだわる必要はないと思うんですよね」


ち「例えば、その道を歩く人の好きな色にするとか」

椛「いちいち取り換えるのか!?」

愛「アカデミー賞のスタッフさんが大変だね」


ち「じゃあ、虹色にしましょう」

万「今度はカーペットを作る人が大変になっちゃった……」

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